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港湾学術交流会 高山京大名誉教授が講演 防波堤整備を3分類...
■題 名 | 港湾学術交流会 高山京大名誉教授が講演 防波堤整備を3分類 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(建設工業) |
■概要 | . 港湾学術交流会の講演会が6月30日に東京都内で開かれ、国土交通省東北地方整備局が設置した「東北港湾における津波・震災対策技術検討委員会」の委員長を務める高山知司京大名誉教授が、東日本大震災による港湾施設の津波被害の特徴と復旧・復興の考え方を明らかにした。 防波堤の復旧に当たっては、▽津波を防御する▽津波を防御することは考えないが減災効果を期待する▽通常の防波堤--の三つに分類して整備を推進。ケーソン内側のマウンドをかさ上げすることで津波の衝繋力(波力)に耐えられるようにし、被覆ブロックで洗掘を防御することで、粘り強さを確保する方向を示した。 高山氏は、今回の港湾被害の特徴について、福島県の相馬港以南は地震災害が顕著だが、以北は津波災害が中心で、津波防波堤を含め多くの第一線防波堤が被災したと説明。以北は津波防波堤、防潮堤とも巨大津波の水圧差や衝撃力で滑動・破壊されたことを明らかにした。 港湾施設の復旧・復興方針では、設計外力を超える津波など、不確定要素を吸収できる粘り強さを持った構造物を目指すとし、「まだ、国土交通省でオーソライズされたわけではない」としながらも、粘り強い防波堤のイメージとして、ケーソン内側のマウンドをかさ上げし、津波で押されてもケーソンがマウンドにめり込み滑落しない状況を確保する考え方を提示。併せてかさ上げしたマウンドの上部をブロックで覆うことで越流による洗掘を防止し、巨大津波にも耐え得る構造物を整備する方針を示した。 |
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■タグ | 建設工業 港湾学術交流会 高山知司 港湾施設 津波被害 防波堤 | ||
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■管理番号 | No.01038 |