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復興相に平野副大臣昇格 松本氏辞任
■題 名 | 復興相に平野副大臣昇格 松本氏辞任 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(朝日、日経、読売、毎日、産経) |
■概要 | ■復興相に平野達男氏昇格 仙谷・安住氏の起用断念 政権弱体化を露呈 @朝日新聞(2011.7.6) 菅直人首相は5日、東日本大震災の被災地での発言が批判を受け辞任した松本龍復興担当相の後任に、平野達男・内閣府副大臣を起用することを決めた。首相は民主党内の実力者らの起用も検討したが、固辞されたりしたため、平野氏を昇格させることにした。政権の最重要課題である復興政策を担う閣僚の人事を主導できない結果になり、政権の弱体化が鮮明になった。 ◇政治は復興に水差すな 東北復興取材センター長 青木康晋 ◇後任選び四苦八苦 安住氏「こんなだらしない内閣、大丈夫か」 首相、人事主導権なし ◇自民「北風のように攻撃するから頑張る」 退陣狙い「太陽作戦」 ■菅政権、機能不全一段と 復興相人事で迷走 後任に平野副大臣 @日経新聞(2011.7.6) 菅直人首相は5日、東日本大震災の被災地への問題発言の責任をとって復興担当相を辞任した松本龍氏の後任に、復興担当の平野達男内閣府副大臣を昇格させた。大震災からの復興を担当する重要閣僚が就任から9日で交代したことへの与党執行部の危機感は乏しい。野党は首相の任命責任を6日からの国会審議で追及する方針で、与党からも即時退陣論が出始めており、菅政権の機能不全が一段と鮮明になってきた。 平野氏は5日夜の皇居での認証式を経て、正式に就任した。防災担当相も兼務する。枝野幸男官房長官は「継続性と見識、能力の点で適切だ」と起用の理由を語った。首相は記者会見に応じず、記者団が声をかけても答えず、自らが復興相交代の事情を説明する場面はなかった。 ◇動かぬ執行部 政権自壊 即時退陣論が浮上 ◇「高台移転早期支援を」「もっとしっかりして」 被災地、政策停滞に不満 ◇自公、任命責任追及へ 菅降ろし与野党同舟 民主「3案件」実現急ぐ ◇復興の基本方針「月内メド策定」 平野復興相が会見 ◇平野氏の起用 地元県連が批判 「方針に沿わず」 ◇平野氏の横顔 調整型、手堅い手腕 ◇復興担当副大臣 山口壮氏を起用 ◇松本復興相、強気から一点 放言・辞任いぶかる声 最後の会見もけむに巻く ◇新復興相平野氏会見「復興、特別な思い」 ■復興相に平野達男氏昇格 松本氏辞任 政権の求心力低下 仙谷・安住・亀井氏起用消える @読売新聞(2011.7.6) 菅首相は5日、東日本大震災の復興を巡る発言の責任を取って辞任した松本龍前復興相の後任に、復興担当の平野達男内開府副大臣を昇格させた。後任人事で首相は、仙谷由人官房副長官に就任を打診したものの、固辞されるなど、求心力の一層の低下も鮮明になった。野党は6日に再開する国会で、首相の任命責任を厳しく追及する方針だ。 退陣を表明した首相の下で後任人事は難航し、仙谷氏が固辞したほか、首相周辺では、被災地・宮城県選出の民主党の安住淳国会対策委員長の起用案が浮上したが、党内の反発にあい、立ち消えになった。与党内からは、国民新党の亀井代表を推す声も出たが、実現せず、最終的には、被災者支援や復興対策に当たってきた平野氏を昇格させることで決着した。 ◇松本前復興相 被災者の声で辞任決断 TV見たら「早く大臣代えて」 ◇官邸や民主党 苦情電話多数 ◇復興・防災相 平野達男 岩手出身 実務で評価 ◇被災地との関係修復急ぐ 復興基本方針に影響も ■松本氏辞任 後任復興相に平野氏 民主幹部「任命責任ある」 @毎日新聞(2011.7.6) 菅直人首相は5日、被災地での放言で引責辞任した松本龍復興・防災担当相の後任に、復興担当の平野達男副内閣相を昇格させた。平野氏は同日夜に皇居での認証式を経て正式に就任した。防災担当相も兼務する。新設した復興相という目玉人事でのつまずきだけに、野党は首相の任命責任を厳しく追及する構え。民主党執行部からも「醜態だ。新しい人にバトンタッチする環境を整えたい」 (安住淳国対委員長)と早期退陣要求が強まっており、首相は四面楚歌に陥った。 ◇政権 復興の足かせ 月内に基本方針 求心力欠き ◇岩手知事 批判鮮明「首相は任命責任明確に」 ◇宮城知事も不快感表明 ◇宮城3党接近ご破産 復興協議会 民主県連参加せず ◇松本復興相辞任 揺らぐ首相延命戦略 与野党怒り噴出「一気に退陣」は難しく ■松本復興相辞任、後任は平野副大臣 党内も早期退陣論強まる @産経新聞(2011.7.6) 松本龍震災復興担当相は5日、東日本大震災で被災した岩手、宮城両県知事に「知恵を出さないやつは助けない」などと発言した問題の責任を取り、菅直人首相に辞表を提出した。首相は後任に震災復興担当の平野達男内閣府副大臣の昇格を決めた。松本氏は復興基本法の成立に伴い先月27日に就任してからわずか9日目での辞任となった。 松本氏辞任で首相が政権延命の理由に挙げていた復興対策はつまずきをみせた。首相を取り巻く環境はさらに厳しさを増しており、早期の退陣圧力が党内からも強まっている。 平野氏は5日夜の皇居での閣僚認証式を経て、正式に就任した。平野氏は、松本氏が務めていた防災担当相も兼務する。平野氏の後任となる内閣府副大臣には民主党の山口壮政調筆頭副会長が起用された。 枝野幸男官房長官は記者会見で、平野氏の起用について「継続性と見識、能力の点で適切だ」と説明した。東日本大震災発生から松本氏の下で復旧・復興対策を担当してきたことや、被災地である岩手県選出参院議員であることが起用の決め手となった。 平野氏は5日午後、官邸で首相から昇格の打診を受け、受諾した。その後、記者団に「一日も早い復興に取り組めるような環境作りを急ぎたい」と述べた。 ◇復興対策遅れ懸念 「実務型」平野氏、首相牽制カギ ◇新閣僚の横顔 平野達男復興・防災担当相 党きっての農水政策通 |
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