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「東北は1つ連携復興」 秋田でシンポ・4知事一致 農水産業や観光持論展開...
■題 名 | 「東北は1つ連携復興」 秋田でシンポ・4知事一致 農水産業や観光持論展開 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(河北新報) |
■概要 | . 東日本大震災の発生から4ヵ月となった11日、東北の復興を考える秋田県主催のシンポジウムが秋田市のホテルで開かれ、出席した岩手、宮城、福島の被災3県と秋田県の4知事は、「東北は一つ。復興へ連携を深めよう」との認識で一致した。 村井嘉浩宮城県知事は「農水産業は就労人口が減り高齢化も進んでいる。守りを固めた上で大規模化や集約化を図り、競争力をつけることも必要」と語った。 達増拓也岩手県知事は、「地域資源をフル活用した復興が大事。平泉を東北復興のシンボルにすればいい」と主張。北上山地に次世代の超大型加速器の実験場を誘致していることを説明し、「東北の科学研究拠点の発展を復興の中で位置付けたい」と述べた。 「福島第1原発事故の一刻も早い収束が復興につながる」と強調したのは佐藤雄平福島県知事。「原発事故を経験し、想定外の事態を想定しないといけないと感じた。原発や放射能の知見は国に多くあり、判断を委ねてきたが、県にも専門機関が必要だと教訓として思つている」と話した。 佐竹敬久秋田県知事は秋田港を経由した被災地への物資供給を振り返り、「高速道路で東北をつなぐことが災害時、大いに役立つことがはっきりした」とインフラ整備の重要性を指摘。「東北は一つだ。6県知事が集まり、復興の悩みを話せる場面があっていい」と連携の強化を呼び掛けた。 ◇震災復興シンポ 「事故収束議論見えず」福島知事縦割り行政批判 原発事故では、産業や環境などさまざまな分野に影響が広がったが、どの省庁が担当になるのかがはっきりせず、国の縦割り行政に振り回されている。佐藤知事は「非常事態なので縦割りを崩し、統一してもらわないと困る」と訴えた。 岩手県の達増知事はガソリン供給の問題に触れ、「国は石油元売り各社に働き掛け、必要量を確保したとしていたが、輸送手段、ルートの確保など担当が複数省庁にまたがり、その際の調整力、指導力が不足していた」と述べた。 秋田県も被害が甚大だった3県と同じように一時ガソリン不足に陥った。佐竹知事は「野党からはすぐに、いつどこで供給するという話が入った。政府のルートは全く駄目だった」と対応の遅さを指摘した。 津波で浸水した区域の建築制限では、宮城県と岩手県では対応が分かれている。宮城県の村井知事は「国の方針が見えないので各県の判断になり混乱が生じている。全ての面で、大きな方針を示してほしい。示せないのは、政治のリーダーシップの問題だ」と注文を付けた。 ◇4県知事発言要旨 ・岩手知事 在宅避難者の生活水準課題 ・宮城知事 10年後見据え再構築目指す ・福島知事 校舎や通学路除染作業急ぐ ・秋田知事 観光客減など間接被害深刻 |
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■タグ | 河北新報 シンポジウム 村井嘉浩 達増拓也 佐藤雄平 佐竹敬久 | ||
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