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復興基本方針 岩手・宮城知事、一定の評価するも、「増税後退、不安」「抽象表現多い」...

■題 名 復興基本方針 岩手・宮城知事、一定の評価するも、「増税後退、不安」「抽象表現多い」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(河北新報、日経、読売)
■概要 ■復興基本方針 岩手・宮城知事「評価」 増税不明記、賛否割れる @河北新報(2011.8.2)
 達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事はそれぞれ1日の定例記者会見で、政府が決めた東日本大震災の復興基本方針に関し、「提案した対策が盛り込まれた」などと一定の評価を示す一方で、増税の規模や時期を明記しなかったことへの賛否は分かれた。
 達増知事は「内容が具体性に欠け物足りない」と指摘したが、三陸自動車道の緊急整備や復興特区創設、二重ローンを解消する債権の買い取り支援などの明記を歓迎した。復興財源については、増税規模をあいまいにした基本方針に理解を示した。
 村井知事は、基本方針に(増税規模が)盛り込まれなかったことは大変残念だ」と批判した。「高台移転」の文言が入らなかったことには、「『集団移転事業を総合的に再検討する』との表現に高台移転が含まれているとも読み取れる。今後どのように具体化されるか見極めたい」と話した。

■復興方針に被災県不満 宮城知事「増税後退、不安」岩手知事「抽象表現多い」 @日経新聞(2011.8.2)
 政府が7月29日に決めた東日本大震災の復興基本方針に対し、被災県の知事たちは1日の記者会見で相次いで不満を表明した。
 宮城県の村井嘉浩知事は復興財源を巡る増税論議が後退したことに懸念を表明。岩手県の達増拓也知事は方針の全容について、抽象的な表現が多く、具体性に欠けるところが物足りないと述べた。
 住宅の高台移転について復興方針には明記されなかった。村井知事は「どのような形で具体的に取り組まれるか調べたい」と国の姿勢に不安をにじませるとともに、「相当な財源が必要で、国が応分の負担をしなければいけない」と強調した。
 一方、達増知事は要望していた自動車道の整備や復興特区制度の創設などが盛り込まれたことについては「基本的に評価したい」としたものの、水産業の再生策など全体的に踏み込みが足りない点を問題とした。

■復興基本方針「高台移転」触れず 宮城知事が国を批判 @読売新聞(2011.8.2)
 宮城県の村井嘉浩知事は1日の記者会見で、政府が7月29日に決定した「東日本大震災からの復興の基本方針」で「高台移転」への財政支援策に触れなかったことについて、「安全な場所に移り住むなら、相当な財源が必要になる。国が応分の負担をしないと、市町村や県の財政力では実現は不可能だ」と述べ、国の対応を批判した。
 基本方針は、集団移転に関して「地域の実情に即して多様な用途の立地が可能となるよう、土地の買い上げなども可能な『防災集団移転促進事業』を総合的に再検討する」としている。これについて知事は「今後の検討に期待したいが(高台移転に国の補助を受けられるかどうか)まだ分からない」と慎重な見方を示した。
■タグ 河北新報 日経 読売 達増拓也 村井嘉浩 東日本大震災からの復興の基本方針 復興基本方針 三陸自動車道 復興特区 二重ローン 債権 高台移転 防災集団移転促進事業 増税
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