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東北整備局 三陸沿岸道、新規格で整備 2車線化や簡易なIC 病院直結、避難路も...

■題 名 東北整備局 三陸沿岸道、新規格で整備 2車線化や簡易なIC 病院直結、避難路も
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設工業、岩手日報、建設通信)
■概要 ■東北整備局 三陸沿岸道、新規格で整備 2車線化や簡易なIC コスト大幅低減へ @建設工業(2011.8.23)
 東北地方整備局は、今後10年での全線開通を目指す三陸沿岸道(三陸縦貫道、三陸北縦貫道、八戸・久慈道)について、コストを大幅に低減する方向で新たな規格づくりを進めている。4車線で計画された区間も含め完成2車線とするほか、従来の大型のインターチェンジ(IC)を見直しランプだけの簡易なICを設置する。今月末までに詳細なルートとともに新規格を発表する。
 自然災害リスクが全国で高まる中、各地で整備が進むとみられる防災幹線道路のプロトタイプを示す考えで、ルート選定と合わせ新規格を検討している。コストを最大限下げるためのエ夫を講じるほか、防災や地域産業の振興を視野に入れたものとする。
 ICは簡易な形式を採用するほか、三陸沿岸道へのアクセス性を高めるために5キロ程度の短い間隔で配置する。道路本体やパーキングエリア(休憩所)についても避難に役立つ機能を持たせる。具体的には津波避難階段の標準装備などを図る。

■高速に病院直結、避難路も 三陸3路線に新規格 国交省整備案 @岩手日報(2011.8.25)
 東日本大震災の復興に向け、国土交通省が10年以内の全線完成を目指す太平洋沿岸の三陸縦貫自動車道など3路線の整備新規格が24日、分かった。病院直結で救急搬送できる緊急退出路や、住民が高速道路上に徒歩で避難できる連絡路を配置、車線数削減や簡易インターチェンジ(IC)の採用により低コストを実現するなど、既存の設計を大幅に見直す。
 財政事情に配慮しつつ、津波からの避難や救護活動などで高速道路の機能を強化する狙い。東海・東南海・南海地震などに備え、全国の高速道路整備に波及しそうだ。25日に仙台市で開かれる国交省東北地方整備局の有識者委員会で提示する。
 車線は通行量が多い地域を除いて2車線とし、ICは一般道に直結する簡易型とする。従来のIC整備は1ヵ所で30億?40億円かかるが、簡易型は3分の1程度の費用で済む。またICを増やして高台の住宅ゾーンや防災拠点施設などから利用しやすくし、復興まちづくりを支える。

(新規格のポイント)
・病院直結の緊急退出路を整備。避難機能を強化するため道路脇に階段など連絡路を設置
・復興後の高台の住宅ゾーンや防災拠点施設などから利用しやすい位置にインターチェンジ(IC)を設ける
・原則2車線、簡易なIC構造を採用してコストを削減
・カーナビなどによる交通情報システムを拡充し、車両通行情報を収集して災害時の通行可否を把握する

■ダイヤ型IC採用 三陸沿岸道整備で東北整備局 効率化へ設計見直し @建設通信(2011.8.30)
 三陸沿岸自動車道は、三陸縦貫自動車道路と三陸北縦貫道路、八戸・久慈自動車道で構成。三陸縦貫自動車道が大震災で“命の道”としての機能を発揮したことなどを踏まえ、3路線を被災地復興のリーディングプロジェクトに位置付け、早期の全線開通を目指す。
 ただ、厳しい財政状況の中で、5000-6000億円とも試算される多額の予算が必要なことから、一層の効率性が求められている。
 こうした状況を踏まえ、1)強靭性の確保 2)低コストの実現 3)復興まちづくりの支援 4)拠点と連結するICなどの弾力的配置 5)避難機能の強化 6)ICT(情報通信技術)による通行可能性把握――の6項目の設計見直しを行う。
 強靭性の確保では、津波によって道路本線が寸断されることなく通行できるよう、浸水区域を避けるほか、やむを得ず通過する場合には高さのある橋梁などを採用する。
 低コストの実現については、車線数を4車線から2車線に削減するとともに、ICも通常のトランペット型に比べて3分の2程度のコストで済むダイヤモンド型とする。
 復興まちづくりの支援では、宮城県南三陸町などで高台に計画されている居住ゾーンとのアクセスに配慮した位置にICを計画する。
■タグ 建設工業 岩手日報 建設通信 国土交通省 東北地方整備局 三陸沿岸道路 三陸自動車道 三陸北縦貫道路 八戸・久慈自動車道 完成2車線 簡易インターチェンジ 簡易IC コスト低減 緊急退出路 避難路 命の道
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