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被災者定職ままな:らず 資格取得 つなぎ雇用 雇用ミスマッチ解消急務...

■題 名 被災者定職ままな:らず 資格取得 つなぎ雇用 雇用ミスマッチ解消急務
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 ◇資格取得 職業訓練で支援→少ない正社員枠
 岩手県宮古市の宮古職業訓練センターは5月から、震災による失業者を主な対象に建設機械などの運転資格が取れる訓練を実施。ブルドーザーやパワーショベルなど、被災地でのがれき処理や運搬、掘削の作業に必要とされるものが中心だ。20?50代の男性20入が参加し、全員が無事資格を取得した。
 だが、再就職が見込まれるのは、12日の訓練修了時点で5人ほど。訓練修了式後に就職が決まっていない受講生らが、市内のハローワークに出向いた。宮古職業訓練センターの石原和幸事務局長は「復旧・復興事業で必ず需要がある資格で、求人は今後増えるはず」と話している。

◇つなぎ雇用 臨時職員を募集→短期契約を敬遠
 国は今年度の第1次補正予算で雇用創出基金に500億円を積み増した。これをもとに被災3県では3万2000人の臨時雇用枠を設け、7月末までに約1万2000人が就職している。職種は行政の事務補助から避難所の見回り、がれきの片付けなど幅広い。自営業者、農業・漁業者ら失業給付を受けられない人たちには、雇用情勢が回復するまでの「つなぎ」として期待されている。
 ただ、求人側と求職側の希望がかみ合わない「ミスマッチ」も解消されない。気仙沼市では臨時職員など約750人分の雇用を用意したが、実際の採用は6割程度にとどまる。市は「契約期間などの条件面でちゅうちょする人も多い」(商工課)と見ている。

◇雇用ミスマッチ解消急務
 岩手、宮城、福島の3県では、国の緊急雇用創出事業などの効果もあり、有効求人倍率は4月を底に回復傾向にある。特に新規求人倍率は、6月は岩手0.90倍、宮城1.16倍、福島1.04倍で、宮城と福島は2008年秋のリーマンショック前の水準まで回復した。
 一方、雇用保険の失業給付の受給者は、4月以降も増加が続く。臨時雇用の契約期間や失業給付の期間が切れるのは、多くが今年度後半から来年度にかけて。復興事業などによる雇用の創出や「雇用のミスマッチ」対策を急ぐ必要がある。
■タグ 朝日 職業訓練 資格 つなぎ雇用 臨時雇用 臨時職員 契約期間 雇用ミスマッチ
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