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野田首相 就任後発福島入り 復興基金設立を検討 避難区域12市町村と意見交換 週明けから除...
■題 名 | 野田首相 就任後発福島入り 復興基金設立を検討 避難区域12市町村と意見交換 週明けから除染モデル事業 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(福島民報、福島民友、岩手日報、毎日、産経) |
■概要 | ■復興基金創設へ 野田首相来県、知事と会談 避難区域12市町村 週明けから除染モデル事業 @福島民報(2011.9.9) 野田佳彦首相は8日、就任後初の地方視察で来県し、佐藤雄平知事と会談した。佐藤知事の要請に応じて復興目的の基金を創設する考えを示し、第3次補正予算案で原資の一部を確保するとした。さらに、第2次補正予算の予備費2200億円を活用した新たな除染のモデル事業を避難区域になっている12市町村で週明けから実施する方針を表明。福島第一原発事故に伴う損害賠償にも迅速に対応する姿勢を強調した。 佐藤知事は原発事故収束と除染の推進、損害賠償への迅速な対応、地域再生特別法の制定も求めた。野田首相は除染対策の経費を第3次補正予算案に盛り込み、予備費も活用する方針を説明。原子力損害賠償支援機構を早急に設置する考えも示した。特別法制定については、作業を急ぐとした上で「福島の再生なくして元気な日本の再生はない。(施策の)具体化に向け政府を挙げて取り組む」とした。 ◇野田首相来県 復旧・復興加速して 避難の12市町村長訴える 野田佳彦首相は、福島第一原発事故に伴い避難区域になっている双葉郡内など12市町村の首長らと県庁で意見交換した。各首長は復旧、復興への取り組みが加速するよう求めた。出席者によると、野田首相は「今度の内閣は復興という試金石を与えられた。全力を尽くしたい」と決意を語ったという。 ◇柳沢本部長が就任あいさつ 原子力災害現地本部 政府の原子力災害現地対策本部長に就任した柳沢光美経済産業政務官は、野田首相と被災市町村との意見交換会で就任あいさつした。流通関係の労組出身の柳沢政務官は「県内のスーパーマーケットとのつながりを生かして頑張る。関係省庁に(被災市町村の)声を届ける」と述べ、自らの携帯電話番号を出席者に伝えた。 ■復興基金設立を検討 就任後初本県入り 野田首相、3次補正に @福島民友(2011.9.9) 野田佳彦首相は8日、就任後初めて本県入りし、県庁で佐藤雄平知事と会談、福島第1原発事故からの本県復興のための基金設立を前向きに検討していく考えを明らかにした。野田首相は、基金の使途について県に裁量を委ねる方針を示唆、「本年度第3次補正予算に反映させるよう努める」と述べた。 佐藤知事は会談で、自由度の高い地域再生財源となる基金の創設のほか、原発事故の早期収束や原子力損害賠償の確実で迅速な実行、本県再生に向けた特別立法の合わせて4項目を要請した。 首相に同行した平野達男復興担当相は、記者団の質問に「佐藤知事からは産業の振興に役立つものや医療拠点の整備など、具体的な要望を受けた」と述べた。基金の規模は現段階で決まっていないものの「各省庁と調整中」とし、早期の実現に取り組む方針を示した。 野田首相は、佐藤知事との会談の前に福島第1原発、原発事故の対応拠点となっているJヴィレッジを視察したほか、伊達市の除染モデル事業を視察した。 ◇被災市町村長と意見交わす 早期除染を要望 首相の決意期待 野田首相との意見交換会を終えた被災市町村の首長からは「復興に向けた意気込みを感じた」など評価する声が多く聞こえてきた。 ◇野田首相伊達訪問 除染で思い託す住民 特定避難勧奨地点があり、市内全域での除染を進める伊達市に8日、訪れ、除染作業の工程を視察した野田佳彦首相。霊山町下小国の下小国中央集会所、保原町の富成小には、野田首相に思いを託そうと地元住民が集まった。 同市が除染計画の第1弾として除染作業を行った富成小。野田首相は放射性廃棄物の仮置き場などを視察後、住民らの列に歩み寄り、握手を交わした。「うそつかないで、正直に。頑張ってください」「除染や補償、ほかの政治家に足を引っ張られないで」。短い言葉に思いを詰めた。野田首相は握手を返し、視線をそらさず「頑張ります」と答えた。 ◇復興対策「即実行を」 本県を訪れた野田佳彦首相に対し、被災者は除染や復興対策の「即実行」を求めた。「有効な除染を進めなければ復興はあり得ない。作業と管理を分けた除染方式を確立し、新産業として構築するためにも、国の支援は不可欠」「復興支援の金額を伝えることよりも、復興支援への意気込みをしっかりと伝えてほしかった」「雇用対策や町の除染作業など支援金が復興のためにどのように割り振られるのかが気になる。地元企業に仕事を発注して、避難している町民が自分の力で生活できるようにしてほしい」「(就任から)1週 間で来たのは評価するが、具体的な補償の話はなく、復旧の道筋も見えない。被災者に目を向け、口だけでなく実行してほしい」と切なる思いを口にした。 ◇第1原発訪問で作業員らを激励 野田佳彦首相は、福島第1原発の視察で東電社員らを激励し「事故収束は国も世界も望んでおり、皆さんと心、力を合わせて懸命に努力する所存だ」と強調した。事故対応拠点「Jヴィレッジ」では「放水や除染に精力的に取り組み、高い評価を受けている。自衛隊の最高指揮官として心から誇りに思う」と自衛隊員を激励した。 ■首相、復興基金を検討 福島原発初視察 特別立法にも前向き @岩手日報(2011.9.9) 野田佳彦首相は8日、就任後初めて福島県入りし、佐藤雄平知事と県庁で会談した。福島第1原発事故に関し復興目的の基金設立や特別立法を要請されたのを受け、首相は早期に具体化する意向を表明。基金について「2011年度第3次補正予算に反映できるよう努める」とした。 同行した細野豪志原発事故担当相は、除染の実証モデル事業の対象に山林も加える意向を地元側に示した。 これに先立ち首相は福島第1原発を訪問。緊急時対策室で東電社員らを激励した。 首相は関係市町村長との意見交換会で、除染に関し、避難指示が出ている地域を含めて新たなモデル事業を来週にも開始する方針を表明。自治体側は、中間貯蔵施設に関する工程表を提示するよう求めた。 首相は除染のモデル事業が進められている福島県伊達市の市立富成小学校も訪問。住民が「真面目にお願いします」と求めると、首相は「一生懸命頑張ります。市長と連携して、しっかりやります」と手を振って答えた。 ■野田首相 復開基金に前向き 知事に意向示す @毎日新聞(2011.9.9) 野田佳彦首相は8日、就任後初めて福島県を訪れ、福島第1原発を視察した。首相は東電社員らを前に「事故の収束は世界が望んでいる。克服できるかは皆さんがカギだ」と激励。さらに福島県庁で佐藤雄平知事と会談し、放射性物質の除染のため、2011年度第2次補正予算の予備費2200億円を活用する方針を伝えるとともに、福島復興のための基金設立を第3次補正予算案で検討する考えを示した。。 佐藤知事との会談では、「福島ではいまだに厳しい被災生活をされている方が数多くいる。国も大変大きな責任があり、心からおわび申し上げる」と陳謝。一方、佐藤知事は、震災復興や事故対応のため、県が自由に使える基金の創設を要望した。首相は「3次補正にできるだけ反映できるよう努力したい」と答えた。 ■福島復興基金を検討 @産経新聞(2011.9.9) 野田佳彦首相は8日夕、就任後初の福島県入りに伴い佐藤雄平知事と県庁で会談した。福島第1原発事故に関し復興目的の基金設立や特別立法を要請され、首相は早期に具体化 する意向を表明。基金について「平成23年度第3次補正予算に反映できるよう努める」と述べた。 首相は放射性物質に汚染された汚泥やがれきの中間貯蔵施設を福島県内に建設する菅直人前首相の方針を踏襲すると記者団に明言。設置時期や場所、貯蔵期間について地元と協議する考えを示した。同行した細野豪志原発事故担当相は、除染の実証モデル事業の対象に山林も加える意向を地元側に示した。 知事との会談で首相は「国も大変大きな責任があり、心からおわび申し上げる」と陳謝。「福島の再生に国を挙げて後押ししたい」と強調した。 |
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