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【論点】 震災復興と就業支援 被災地雇用統計作りから 樋口美雄氏 慶応大教授...

■題 名 【論点】 震災復興と就業支援 被災地雇用統計作りから 樋口美雄氏 慶応大教授
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(読売)
■概要 . 東日本大震災による国民生活や経済への悪影響を最小限に食い止め、被災地を再生・発展させるためには、復興対策を効果的に実施する必要がある。また、日本の厳しい財政状況下では予算の捻出にも限界があり、効率的で公平な配分が同時に求められる。そこで、統計調査を活用して、科学的根拠に基づいた的確な対策を立てることが必要になる。
 震災以降、現地では自治体などの調査担当者も、被災した住民も復旧作業に忙殺されており、従来通りの調査が行えなくなっている。統計調査に関してまず取り組むべきことは、被災地の回答者や調査員の理解を得て、従来通りの調査を行えるようにすることだ。また、政府の定例調査は、大震災の特殊な状況を想定したものではない。研究者が主体となって、被災の実態を詳しく把握するための特別調査も実施すべきだ。
 業種ごとの被災状況のほか、被災者がどんな求職活動をしており、なぜ仕事が見つからないのか、経済状況はどうかなどが、主な調査内容として想定される。同じ対象者を定期的に追跡調査すれば、対策の効果を検証でき、今後何をすべきかが明らかになる。このほか、被災地の直接的な被害額だけでなく、日本全体で各産業の生産活動の休止や消費の萎縮によって間接的な被害額がどのぐらいにのぼっているか、統計に基づく推計値を示すことも必要だ。
 震災からの復興過程について詳細な統計データを残しておけば、今後、国内外で大災害が起きた際、参考にすることが可能になる。
■タグ 読売 論点 コラム 樋口美雄 統計調査
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■管理番号 No.01833


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