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【郷土再興支える人々27】 がれきの丘に植樹を 故郷岩沼市の復興会議議長に 東大大学院工学...

■題 名 【郷土再興支える人々27】 がれきの丘に植樹を 故郷岩沼市の復興会議議長に 東大大学院工学系研究科教授 石川幹子さん
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(河北新報)
■概要 (被災地以外の特定市町村などが被災自治体を長期に支援する「ペアリング支援」の必要性を訴えているが?)
 中国・四川大地震の復興過程では、中国政府がペアリング支援を地方政府に指示し、絶大な効果を上げた。被災地域が広範囲にわたる場合、どの自治体がどんな支援を求めているのか、把握するのが難しい。一つの場所に対して多くの専門家が集中して、持続的に被災地の人々と話をしながら、復興するのは効果的だ。支援する自治体の職員も局面に応じた支援を体験することで、復興ノウハウや人的資源という財産を残せる。
(岩沼市が復興計画素案を作成する過程でアドバイスは?)
 市沿岸部にがれきを再利用していくつもの丘を築いた上で植樹をする『津波よけ千年松山』の整備を提案した。津波の破壊力を緩和でき、景観も美しく保てる。
(整備資金は?)
 ネーミングライツ(命名権)の手法を活用し、企業や個人、諸外国からの義援金を募る。
(住民の居住地区はどう設計するのか?)
 明治時代の人々は微高地に集落を築き、低地を水田に活用していた。屋敷林の「いぐね」があるような、昔ながらの家は今回の災害後も残っている。千年松山、貞山堀、かさ上げした幹線道路などと併せて、居住地域に「いぐね」があれば、津波に対する五重・六重のバリアになる。ただ、現代では個人が「いぐね」を築くには資力がかかりすぎて困難。沿岸部の住民が少し内陸に集団移転した上で、その集落全体を「いぐね」で囲う『コミュニティー いぐね』も検討すべきではないか。
■タグ 河北新報 インタビュー 石川幹子 岩沼市震災復興会議 宮城県震災復興会議 四川大地震 ペアリング がれき再利用 津波よけ丘陵 命名権(ネーミングライツ) 屋敷林 いぐね
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■管理番号 No.00191


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