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南三陸町議会 高台移転案を否決 「契約経緯あいまい」...

■題 名 南三陸町議会 高台移転案を否決 「契約経緯あいまい」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(河北新報)
■概要 . 南三陸町議会9月定例会は7日の本会議で、高台移転の候補地として同町戸倉のゴルフ場開発跡地を取得する議案を反対多数で否決した。ゴルフ場開発跡地は約106ヘクタール。東京の投資会社から9300万円で取得し、約35ヘクタールを造成した上で福祉施設や公共施設、被災した戸倉地区の住民約300世帯が集団移転する予定だった。
 議員14人による無記名投票の結果、賛成6、反対8だった。反対した議員は「国の補正予算が決まってからでも遅くない。他にも高台移転の適地がある。提案は唐突で契約の経緯もあいまいだ」と主張した。
 
◇合併しこり噴出 罪重い町と議会
 町執行部に手続きの不備という側面があったにせよ、否決の背景には、東日本大震災後にむき出しとなった「歌津町対志津川町」という合併前の旧町間のしこりが垣間見えた。高台移転に関しては、旧歌津町の伊里前地区の住民が、4月中旬から共有地への移転を町に訴えていた。議案に反対した議員のほとんどが旧歌津町選出とみられ、「なぜ旧志津川町の戸倉地区を優先するのか」という強い不満が渦巻いている。
 一方、町側にも落ち度があった。仮契約を結んだ相手方の責任者は投資会社の株主にすぎず、社長からの委任状もなかった。契約の有効性に疑問符が付き、反対派議員に付け入る隙を与えた。
■タグ 河北新報 南三陸町議会 高台移転 集団移転 戸倉地区 旧志津川町 旧歌津町
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■管理番号 No.02428


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