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「復興遅い」と政府に苦言 復興構想会議議長

■題 名 「復興遅い」と政府に苦言 復興構想会議議長
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日、日経、読売、毎日、産経、岩手日報、福島民報、福島民友)
■概要 ■復興構想会議「解散」へ 野田政権で初会合も・・・菅政権の「遺物」に区切り 被災地特例案は生きる @朝日新聞(2011.11.11)
 復興構想会議が10日、野田政権の発足後初めての会合を首相官邸で開いた。菅直人前首相の肝いりで発足し、その提言は第3次補正予算案に盛り込まれたが、これから会議が開かれる予定はなく、事実上の解散式となった。
 五百旗頭氏は冒頭のあいさつで口調をとがらせ、復興対策の遅れをなじった。「秋が深まるころには被災地でつち音高く復興事業がはじまると期待していたが、実際には政権移行や与野党の調整に時間が費やされている。率直に言って、遅すぎる」。続いてあいさつに立った首相は「70日前に総理大臣を拝命しました野田佳彦でございます。どうぞよろしくお願いします」。復興会議への思い入れは感じられなかった。3次補正は10日に衆院通過し、復興のアイデアより実行を求められる局面に入った。政府関係者は「『過去の遺物』と未来の話をすることはない」と述べ、もう復興会議を開くつもりはない。

■復興対応「遅すぎる」 構想会議議長、政府に苦言 @日経新聞(2011.11.11)
 野田佳彦首相は10日の復興構想会議で、2011年度第3次補正予算案や復興庁設置法案などの関連法案について「一日も早く成立させて、復興が加速できるように政府として全力で取り組む」と語った。五百旗頭議長は「8月、9月には3次補正を通して秋が深まるころには復興需要が始まると期待していた。率直に言って遅すぎる」と、政府の対応に苦言を呈した。

■復興の遅れに苦言 構想会議 五百旗頭議長、最終会合で @読売新聞(2011.11.11)
 復興構想会議は10日、首相官邸で最後の会合を開いた。五百旗頭議長は、本格的な復興策を盛り込んだ2011年度第3次補正予算案が成立しない状況を踏まえ、政府が迅速に復興を進めるよう要望した。五百旗頭議長は「秋が深まる頃には披災地で復興が始まることを期待していたが、政権の移行や与野党の調整に(時間が)費やされた」と述べ、政治の混乱で政府の取り組みが遅れていることに苦言を呈した。これに対し、野田首祖は「一日も早く(第3次補正)予算案と関連法案を成立させ、(復興が)加速できるように政府あげて取り組んでいきたい」と応じた。
 復興構想会議は「復興庁設置法案」の成立後に廃止され、新たに首相に復興に関する意見を述べる「復興推進委員会」が設置される。

■復興対策「遅すぎる」 構想会議・五百旗頭議長 @毎日新聞(2011.11.11)
 復興構想会議は10日、第13回会合を首相官邸で開き、政府の復興施策に対し議長の五百旗頭真防衛大学校長が「率直に言って遅すぎる」と苦言を呈した。五百旗頭氏は6月25日の提言から4ヵ月以上が経過していることに触れ「8月か9月には第3次補正予算案や関運法案が成立し、秋が深まるころには復興事業が始まると期待していた」と被災地の不満を代弁した。
 政府が今国会に提出した復興庁設置法案は同会議を廃止し、新たに「復興推進委員会」を設置すると規定。同会議はこの日が事実上の最終会合となった。

■「復興遅い」と苦言 構想会議議長 @産経新聞(2011.11.11)
 政府は10日、東日本大震災復興構想会議の第13回会合を開き、4月にスタートした復興施策の提言活動を終えた。会合で五百旗頭氏は、野田佳彦首相らを前に「秋が深まるころには被災地に槌音が響き、復興事業が始まると期待していた。政権移行や与野党協議に時間を費やし、率直に言って遅い」と苦言を呈した。

■「復興遅すぎる」復興会議会合 議長が政府を批判 @岩手日報(2011.11.11)
 政府の復興構想会議は10日、東京・首相官邸で第13回会合を開き、復興の状況を確認した。五百旗頭議長はあいさつで「秋深まるころには槌音高く復興需要が始まることを期待したが、率直に言って遅すぎる」と政治の混迷による復興の遅れを厳しく批判した。
 野田佳彦首相は「1日も早く第3次補正予算案と関連法案を成立させ、政府を挙げて復興に取り組む」と強調した。平野達男復興対策担当相が総額約12兆1千億円の2011年度第3次補正予算案や復興特区、復興庁の内容を報告。
 達増知事は、がれきの広域処理で国の調整を訴えたほか、被災地の人材不足が復興の障害になっているとして全国からの応援を要望した。

■「復興遅すぎる」構想会議議長、首相に苦言 @福島民報(2011.11.11)
 政府の復興構想会議が10日、首相官邸で開かれ、議長の五百旗頭真防衛大学校長が「政権移行や与野党の調整に時間を費やし、復興が遅すぎる」と苦言を呈した。野田佳彦首相は2011年度第3次補正予算案が同日衆院を通過したことを報告し「一日も早く成立させ、復興のつち音が聞こえるよう全力で取り組みたい」と釈明した。
 有識者委員らは、政府が提言の内容に沿って予算編成や制度改正を進めている点は評価し、被災自治体の復興計画作りを支援したいとの意見も出た。委員として出席した達増拓也岩手県知事は、がれきの広域処理の支援や土木、福祉などに専門知識を持つ人材の派遣を求め、政府側は前向きな対応を約束した。
 
■構想会議 政府の復興対応を批判 内堀副知事、進まぬ除染訴え @福島民友(2011.11.11)
 政府の復興構想会議は10日、首相官邸で会合を開き、本県の内堀雅雄副知事が放射性物質に汚染された県土の除染が進んでいないことや原子力損害賠償が不十分な状況などを報告した。議長の五百旗頭真防衛大学校長は「政権移行や与野党協議に時間を費やして、復興が率直に言って遅すぎる」と政府の対応に苦言を呈した。
 平野達男復興担当相は、被災県の中でも本県を別格扱いとして復興に対応する考えを示した上で、子どもたちの流出防止対策や、長期帰還困難区域の検討を進めることを明らかにした。
 また、三春町の作家玄侑宗久氏が警戒区域で野放しの家畜の問題、県立博物館長の赤坂憲雄氏が文化の復興に対する考えが至っていないと、それぞれ指摘した。
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