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【論説】 三陸の交通 鉄路の位置付け明確に
■題 名 | 【論説】 三陸の交通 鉄路の位置付け明確に | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(岩手日報) |
■概要 | . 大震災で被災した本県の三陸の鉄道路線は、三陸鉄道が全線復旧に向けて動き出した一方、JR線は見通しが立っていない。そんな中、地元住民からは代替交通を望む声も聞かれる。地方鉄道が廃止されれば、復活や新路線設置は極めて難しい。今後に向けて鉄路をどう位置付けるかが必要だ。重要な社会的資本という視点を踏まえて慎重に論議してほしい。 国は、赤字経営の三陸鉄道に対しては全面的な支援を図る方針。しかし、黒字会社のJR東日本には補助が適用されない。JR線復旧には巨費を要する。路盤かさ上げや高台側への移設も想定され、それに伴って地元自治体の負担が生じるならば、ほかの復興事業に影響が出かねない。JR線復旧に対して意見が分かれるのは、そのような懸念があるためだ。 もしも自治体が一つでも「廃止やむなし」の結論を出し、それを受けて鉄路が寸断されるなら、影響は当該自治体にとどまらない。過疎化、車依存社会の進行で利用者は減っている。しかし鉄道が担う役割は数字だけでは表せない。駅がなくなれば、都市・地域の機能や魅力は減退する。美しい車窓風景を失い、観光面への打撃も大きい。 地域復興の観点から、国は新たな補助制度や融資制度を考えてほしい。存続を求めるとしても、市町村には利用促進を掲げるよう求めたい。 |
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■タグ | 岩手日報 論説 鉄道 三陸鉄道 JR東日本 | ||
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