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【大震災と経済】 小売り笑顔戻る 仮設商店街 自立へ手探 / 移動販売車 大手高齢化社会に...

■題 名 【大震災と経済】 小売り笑顔戻る 仮設商店街 自立へ手探 / 移動販売車 大手高齢化社会にらむ
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 ◇仮設商店街 自立へ手探
 福島県いわき市久之浜地区にある浜風商店街は被災地で初の仮設商店街として9月3日にオープン。小学校の一角にラーメン店や魚店、総菜店など9店舗が入居する。福島第一原発から30キロ前後にある。今も約半数の住民が戻ってこない。それでも商店街の運営は順調だ。今も震災前と同じ1日200人ほどの客が訪れる。
 岩手県釜石市の「復興天神15商店街」は9月中旬にオープン。2階建てのプレハブに食料品店や歯科医院、自転車店など15店が軒を連ねる。ただ、被災地でもスーパーには豊富な商品が並ぶ。地元スーパー「マイヤ」釜石店の売り上げは前年比4割増。住民が大型店に車で出かけてまとめ買いするのは以前からだが、拍車がかかる。
 仮設店舗は岩手、宮城、福島の被災3県で約110ヵ所に上り、さらに増える見通しだ。国の費用で中小企業基盤整備機構が建物をつくる。家賃はタダだが、あくまで仮設。釜石市の場合、入居は当面2年間だ。

◇移動販売車 大手高齢化社会にらむ
 宮城県山元町にある仮設住宅。セプン・イレブンの移動販売車が着くと、住民が食材や総菜、日用品などを買いに集まってきた。平日、8カ所の仮設住宅を回る。軽トラックを改造し、冷凍から冷蔵、常温まで4つの温度帯で商品を運ぶ機能も備え、電子レンジまでついている。セブン&アイーホールディングスが、被災地支援で吸収したノウハウを詰め込んだ。
 被災地での買い物支援はイオンも取り組んでいる。毎週末、仮設住宅を大型トラックで回り、ストーブや電気毛布などを販売する。店舗がなかった岩手の沿岸部では、プレハブの仮設店舗を4ヵ所開く予定だ。
 小売り大手の買い物支援は収益性が高いとは言えない。それでも乗り出すのは「生活インフラ」との使命感に加え、ここで得たノウハウを全国の「買い物難民」向けのサービスに生かそうという考えもある。高齢化社会を見据えた企業戦略だ。
■タグ 朝日 大震災と経済 仮設商店街 いわき市 久之浜地区 浜風商店街 釜石市 復興天神15商店街 仮設店舗 中小企業基盤整備機構 移動販売車 山元町 セプン・イレブン セブン&アイーホールディングス イオン 買い物難民
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