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◎放射性廃棄物の基準厳格化を=がれき広域処理で国に要請へ―全国知事会...

■題 名 ◎放射性廃棄物の基準厳格化を=がれき広域処理で国に要請へ―全国知事会
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(官庁速報)
■概要 ■放射性廃棄物の基準厳格化を=がれき広域処理で国に要請へ―全国知事会 @官庁速報(2011.11.28)
 全国知事会(会長・山田啓二京都府知事)は、東日本大震災で発生したがれきの広域処理の受け入れを促進するため、政府に対し、放射性廃棄物の安全基準を厳格化するよう申し入れる方針を固めた。被災地以外でのがれき処理をめぐっては、風評被害などによる受け入れ拒否が広まっており、地域住民の不安を払拭するためにも、より安全で明確な基準を示す必要があると判断した。
 環境省は、焼却灰に含まれる放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下なら一般最終処分場での埋め立てができるとの安全基準を示し、被災地側で放射線量を測定するなどの指針も提示して受け入れ側に理解を求めている。一方で、原子力発電所内では従来、廃棄物の解体基準に当たる「クリアランスレベル」を同100ベクレル以下と設定してきた。
 広域処理受け入れの際にもクリアランスレベルと同等の厳格な扱いを求める意見が出ており、今後、災害対策特別委員会(委員長・泉田裕彦新潟県知事)で要請内容を詰める。

■【中央官庁だより】◇がれき処理でスクラム=地方6団体 @官庁速報(2011.11.28)
 東日本大震災で発生したがれきの市町村による広域処理受け入れが進まない現状を受け、知事会は政府に対し、放射性物質の安全基準の厳格化などを申し入れることになった。発端は21日午前の全国知事会議で、全国に先駆けてがれきを受け入れている山形県の吉村美栄子知事が「ぜひ47人の知事が大震災から復興する姿勢として検討を」と提案したこと。
 受け入れの最大のネックは放射能への不安。国は焼却灰に含まれる放射性セシウム濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下であることを安全の目安としている。ただ、原子力発電所内で従来使われてきた基準は同100ベクレル以下。同日午後の知事会議に出席した細野豪志環境相も、知事からの「ダブルスタンダードでは」との指摘に、「整合性がある説明ができるように責任を持って当たりたい」と釈明した。
 知事会幹部は「がれきを燃やした際、どれだけ放射能が濃縮されるのかもよく分からない。不安払拭のため、速やかに申し入れをまとめたい」と意気込む。「がれきの問題は知事会にとっても問われている」(山田会長)との危機意識でスクラムを組む。
■タグ 官庁速報 中央官庁だより 全国知事会 がれき広域処理 焼却灰 放射性物質 安全基準 放射性セシウム 細野豪志 環境相
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