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被災地の住宅再建 「待ちきれぬ」集団移転 高台の土地取得難航 元の地に戻る住民も...

■題 名 被災地の住宅再建 「待ちきれぬ」集団移転 高台の土地取得難航 元の地に戻る住民も
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(日経)
■概要 . 岩手、宮城、福島の3県の沿岸部の32市町村(原発事故の警戒区域に大部分が入るものを除く)のうち、29市町村が集団移転の実施を検討しているが、具体的な対象世帯や移転先などを決めた例はほとんどない。最大の障害だった市町村の財政負担については、費用のほぼ全額を国が負担する方針がようやく決まった。それでも再建は急には進まない。国の補助金が出るには住民全戸の合意が必要になるからだ。
 岩手県が9月末までに浸水地域で決定した住宅の建築確認数は計34件。行政の計画策定を待たずに自力再建に踏み切る住民が増えれば、集団移転はより困難になる。宮城県名取市閖上地区の住民団体「どうする閖上」は、海岸から約2キロ内陸の浸水を免れた一帯に集団移転する案を市に提出した。しかし、その後、住民間意見が分裂。より海側の浸水区域を3メートルかさ上げする市の案を支持する方針に転じた。
 移転先の土地取得の問題もある。宮城県気仙沼市大沢地区の約140戸は「災害集団移転促進事業期成同盟会」を設立。市へ移転要望書を提出し、独自に高台の土地の地権者を回って交渉を進めていた。しかし三陸縦貫自動車道の未整備区間が移転候補地を横切る見通しになった。同盟会会長は「夜間の津波だと真っ暗になってお年寄りは家から逃げるのが難しい。なんとしても安心して住める場所に移る」。
■タグ 日経 集団移転 高台移転 合意形成 岩手県 建築確認 名取市 閖上地区 気仙沼市 大沢地区
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