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【社説】 「復興」新段階に 専門的人材支援を急げ...
■題 名 | 【社説】 「復興」新段階に 専門的人材支援を急げ | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(毎日) |
■概要 | . 復興庁設置法案が9日成立する見通しとなり、復興に関する法整備に一応の区切りがつく。政府支援策の多くは被災した自治体が復興計画をまとめることを前提としており、市町村による地元での調整が正念場を迎える。 集団移転や地域を再興するまちづくりを着実に実施するには専門知識を持つ人材の支援に今後、特に留意する必要がある。市町村主体の復興を進める過程で被災自治体が孤立しないよう、政府は十分な手立てを講じてほしい。 7日に成立した復興特区法には規制緩和、復興支援事業など特区形式による国の支援策が盛り込まれた。市町村を復興の担い手とする方向は賛成だが、土地区画整理事業など実務を行う人材の不足を懸念する声が地元から出ている。全国の自治体、国土交通省、民間も含め総合的な要員の支援態勢が必要だ。 とりわけ、さまざまな課題に直面しそうなのが高台などへの集団移転である。被災者が新たな住宅を購入する費用は自己負担だ。津波被災地の買い取り、公営住宅の活用などを組み合わせ資金問題に取り組む姿勢を早急に打ち出すべきだ。復興事業の実施にあたり自治体が共通に抱えるような課題について、情報やノウハウを共有できる枠組みを国や地方6団体は整えてはどうか。 阪神大震災の復興ではハード重視、インフラ整備優先が必ずしも住民の生活再建につながらなかったとの指摘がある。「市町村主体」の原則を掲げた以上、自治体や住民の努力を粘り強く支える覚悟を国に求めたい。 |
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■タグ | 毎日 社説 人手不足 人材支援 | ||
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■管理番号 | No.02724 |