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災害危険区域 指定現地復興視野に再考を 技術士 高梨哲彦...
■題 名 | 災害危険区域 指定現地復興視野に再考を 技術士 高梨哲彦 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(河北新報) |
■概要 | . 私は仙台市若林区荒浜地区に住んでいた。住民は、内陸部への移転を希望する者もいれば、元の地に戻ることを希望する者もいる。私自身は荒浜に帰って「大災害から復活したふるさと」を創っていきたいと願っている しかし、仙台市がこの12月に沿岸部一帯を災害危険区域として指定しようとしている。市長は「日程ありきで進めているのではない」と言うが、8月末の住民説明会以来、12月の市議会での災害危険区域条例改正へと矢継ぎ早の日程が続いている。災害からまだ9ヵ月近くしかたっていない段階で、居住の自由という基本的人権にもかかわる大問題を、そんなに軽々しく決めてしまっていいのだろうか。 災害危険区域指定・住居建築禁止・集団移転という方法以外にも、住民の生命の安全を確保しながら海のそばで暮らす方法はあるはずだ。安全を保った上で被災地に帰る「現地復興」も視野に入れた再検討をぜひ市にお願いしたい。そのためにも、災害危険区域条例改正案の審議をせめて半年待ってほしい。その間に、本当に人が住まなくなる以外に方法がないのか、安全確保の方法が他にないのか、あらためて皆で、じっくりと落ち着いて考えたい。 「荒浜に帰りたい」と願う私たちは、まだまとまってはいないが、新しい荒浜の青写真を次のように描いている。海側には津波緩衝林の緑地を設ける。貞山堀は歴史遺産であり、そこに遊覧船を浮かべ観光振興に役立て、市民の憩いの場として利用してもらう。防災に配慮しながら、ゆったりした街路や漁師の家並み、そして懐かしい風景をもう一度復活させたい。(投稿) |
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■タグ | 河北新報 高梨哲彦 仙台市 若林区 荒浜地区 災害危険区域 現地復興 | ||
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■管理番号 | No.02773 |