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町長選に見る岩泉町の課題 (上)鍵握る被災住宅移転 / (下)所得上げる仕組みを...
■題 名 | 町長選に見る岩泉町の課題 (上)鍵握る被災住宅移転 / (下)所得上げる仕組みを | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(岩手日報) |
■概要 | ■町長選に見る岩泉町の課題 (上)鍵握る被災住宅移転 新たなまちをどう創造 @岩手日報(2011.11.25) 岩泉町は「本州一広い町」。津波が襲った小本地区は東部に位置する。震災後、1ヵ月半で町内3ヵ所に仮設住宅143戸の建設が完了する一方、浸水域の小本地域には、自宅を改修するなどして40世帯近くの残存集落がある。今後は同地域を含めた住宅の移転が焦点となるが、候補地は4案に絞られた。 その中で住民の懸念はコミュニティーの維持。仮設住宅で暮らす40、50代の住民有志は8月、移転先の選考や安全、安心なまちづくりなどに向けて「小本を思う会」を設立。情報共有などのため「かわら版」を発行している。 町は住宅や公共施設などの新たな用地取得のため、10月3日にプロジェクトチームを発足。12月から地権者への説明会に入る。住宅移転の「第1候補」は浸水区域外の三陸鉄道小本駅周辺。駅周辺には県が三陸北縦貫道の小本インターチェンジが開設される見通し。「沿岸の顔・小本」と豊富な森林、観光資源を誇る内陸部とを結ぶ魅力あるまちづくりが、活性化の起爆剤となる可能性は十分にある。 ■町長選に見る岩泉町の課題 (下)所得上げる仕組みを 新たな観光モデル必要 @岩手日報(2011.11.26) 岩泉町の人口は9月末現在、約1万1千人。住民基本台帳に基づく65歳以上の高齢化率は37%と高く、町内105行政区のうち25行政区は高齢化率が50%以上。町面積の93%を森林が占める同町の主要産業は酪農、畜産を主体とする農業。 町内五つの第三セクターのうち酪農家52人と町が出資した岩泉乳業は赤字体質から脱却できていないが、乳製品の売り上げが好調。一方、高齢化などを背景に、1人当たりの町民所得は08年度時点で164万円と県内30位。今後は第三セクターなど町機能を流通の拠点に県内外への販路を確保し、生産者が継続的に収益を上げる仕組みづくりが必要だ。町内にある日本三大鍾乳洞の一つ、龍泉洞の人洞者は近年、20万人前後で推移。町内には龍泉洞のほかに、早坂高原や特産の短角牛など全国に誇れる山村の暮らしがある。それらの資源を結び付け、行政、住民が一体となった「長期滞在型」観光モデルの構築が求められる。 |
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■タグ | 岩手日報 岩泉町 小本地区 高台移転 集団移転 高齢化 酪農 畜産 龍泉洞 観光資源 長期滞在型観光モデル | ||
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