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【社説】 復興支援バス 運行の広がりを期待したい...

■題 名 【社説】 復興支援バス 運行の広がりを期待したい
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(福島民友)
■概要 . 仮設住宅とスーパーや公共施設などを結ぶ「復興支援バス」が、いわき市で運行されている。福島運輸支局によると、バス会社が認可を取り、新路線をつくって運行するのは、県内で初めてという。新常磐交通が運行。市内の仮設住宅で町民が暮らす広野、楢葉、富岡、大熊、双葉の5町と同市、同社で協議会をつくり、新事業としてスタートした。主にスーパーや病院、警察署などを回るルート、4路線8系統を新設。新路線と既存の停留所、新設の停留所など、複雑な組み合わせを整理しながら、避難住民が利用しやすいルートをつくり、17停留所を新設した。利用するには、5町が無料乗車証を発行する。避難住民は指定された56停留所で乗り降りする場合に無料で利用できる。
 会津美里町の仮設住宅で町民が暮らす楢葉町は、県の緊急雇用創出基金事業を活用して、巡回バスを運行している。毎日運行し、午前は医療バス、午後は買い物バスとして利用されている。同事業は12月で終了する予定だが、町は来年3月までの運行を県に求めることにしている。毎日10人前後の利用者がいるという。県には、柔軟な対応を求めたい。
 仮設住宅で暮らす住民の生活支援としては、敷地内にスーパーを開設するなど新しい取り組みが始まっている。行政だけでは限界があるはずだ。避難先に役場機能が存在するかどうかで、支援に差が出ているとの指摘もある。官民が知恵を出し合って、避難住民が安心して生活できるよう、さまざまな工夫と支援の輪の広がりを期待したい。
■タグ 福島民友 社説 復興支援バス 新常磐交通 いわき市 仮設住宅 会津美里町 巡回バス 生活支援
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■管理番号 No.02821


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