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【大震災と経済】 眠る機械被災地へ 日商呼び掛け、全国から無償提供...

■題 名 【大震災と経済】 眠る機械被災地へ 日商呼び掛け、全国から無償提供
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 . もとはスーパーだった気仙沼市街の空き地に10月中旬、中古の工作機械を満載したトラック3台がやって来た。運ぱれてきたのは、関東地方の企業が無償で提供した旋盤やコンプレッサー。日本商工会議所がこの秋始めた支援策だ。地震や津波で被災した岩手、宮城、福島県の企業に、全国から集めた遊休機械を渡す。これまで35社に200点近い機械類を贈った。
 名古屋商工会議所の大野さんは、経営支援のため仙台市東部を回った。経営者たちは「機械があれば」と嘆いた。東京商工会議所の山下さんも建設業者から「仕事はあるけど工具がない」と聞いた。2人は帰り際、同じ人から同じことを言われた。「全国に使っていない機械が眠っているんじゃないか。それを提供してくれたら企業は助かる」。
 名古屋はトヨタ自動車のおひざ元。すぐに10社ほどの提供者が現れた。東京でも「機械の提供はいかにも会議所らしい」と賛同を得た。こうして立ち上がった支援だが、課題もあった。現地のニーズがわからない。同じ機械でも種類は細かく分かれる。下調べに苦労した。さらに輸送費はだれが持つか。
 そうした中、日本商工会議所が全国的な活動にすることを決めた。日商にデータベースをつくり、提供できる機械と欲しい機械の情報を一元化。輸送費は日商に集まった義援金の一部や仙台市の補助金を充てることにした。現在、提供情報は約460件、欲しい情報は約700件に増えた。
 ただ、会議所の担当者は「長く続けられるかどうか」。気仙沼市の会社社長も「これから再開する企業も多く、援助のニーズは増える。でも逆に、時間とともに支援の熱が冷めないか心配だ」。
■タグ 朝日 大震災と経済 日本商工会議所 遊休機械 提供情報
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■管理番号 No.02932


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