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【論説】 大震災9カ月 復興への道筋 迅速に
■題 名 | 【論説】 大震災9カ月 復興への道筋 迅速に | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(福島民報) |
■概要 | . 東日本大震災から九ヵ月余が経過し、国、県とも復興へ向けて大きな予算をつけた。「お金」は復興への重要な鍵ではあるが、スムーズに回らなければ、なかなか実を結はない。国と県、市町村が一体となり、即効性のある遂行を強く望みたい。 本県の被災自治体のある首長は「国にはもっとミクロな被災地目線を持ってもらいたい。予算をつけただけで、全ての物事が進むわけではない」と訴える。国は予算措置とともに各省庁挙げて復興を目指しているが、両者の思いはかみ合わず、微妙な温度差があるようだ。埼玉県加須市に役場機能を移している双葉町の広報担当者は、今の状態を「水に浮いた草のようだ」と表現する。水の上を草のように漂い、自力ではどうすることもできない…。そんな歯がゆさと、将来に向けた生活の見通しが立だないのが一番つらいという。 本県出身の国会議員は今の福島を「人間であればけがをして、血が流れている状態。まず止血、それから手術になる」と表現した。止血は放射能禍を一日も早く食い止めること。そこから、ふるさと回帰に向けた本格的な手術が始まる。停滞は許されない。 |
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■タグ | 福島民報 論説 | ||
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■管理番号 | No.02967 |