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復興の人手集まらず 求人増加大半は期間雇用 失業手当中「正社員なら」...

■題 名 復興の人手集まらず 求人増加大半は期間雇用 失業手当中「正社員なら」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(読売(夕))
■概要 . 東日本大震災の被災地で「復興需要」に伴う求人が増えているものの、応募が少ない「ミスマッチ」が拡大している。求人はパートや期間雇用が多いが、失業手当を受給する被災者らは正社員での待遇を求めたり、以前の勤務先の再開を待ったりしている。建設業や水産業の現場は人手不足に頭を悩ませており、復興は難しい局面を迎えている。
 岩手県内の有効求人数は、6月の1万9000人から10月はバブル期並みの2万4000人と右肩上がり。しかし、就職件数は6月の4700件から10月は3800件へと減り、求人増が就職に結びつかないく。ハローワーク釜石でも求人は増えているが、7割近くは期間雇用。失業手当でかつての給料の5〜8割が受け取れるため、担当者は「同じ程度の収入なら、働かずに良い条件を探したり、前の会社の再開を待ったりしているのだろう」とみる。
 宮城県でも、有効求人数は6月の3万6000人から10月は5万人に増えたが、就職件数は6月の5200件から10月の4700件に減少。ハローワーク石巻では、求人の約4割を正社員が占めているものの、資格が必要とされるなど「壁」があるため雇用に直結しない。
 小宮山厚生労働相は11月、労働意欲の低下につながりかねないとして、沿岸地域などの失業者への特例として最大210日間延長してきた失業手当を再延長しない方針を示した。
 慶応大の樋口美雄教授(労働経済学)は「短期雇用に人を集めるには、賃金引き上げなどが必要だが、それでは失業者の安定雇用につながらない。最初は短期でもやがて長期雇用に結びつく政策をさらに進めるとともに、正規雇用創出のため、被災地の産業そのものを復興させないといけない」と指摘する。
■タグ 読売 雇用のミスマッチ 人手不足 期間雇用 失業手当 小宮山洋子 厚生労働相 樋口美雄
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