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【論説】 復興道路 継続的な予算確保が必要

■題 名 【論説】 復興道路 継続的な予算確保が必要
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(福島民報)
■概要 . 国土交通省は東日本大震災の被災地復興に向けた工程表を改定した。この中で、東北中央自動車道・相馬-福島間を復興道路として位置付け、10年後の供用開始を目指す。ただ、1200億円も掛かる事業費を今後、継続的に確保していけるかどうかなど課題は多い。県民総意による復興機運の盛り上げが不可欠だ。
 原発事故の影響で、南相馬市原町区以南の国道6号は通行止めとなっている。常磐道の工事もストップするなど交通網の整備が復興への最優先課題だ。民主党政権は「コンクリートから人へ」をマニフェスト(政権公約)に掲げ、公共事業を大幅に削減した経緯がある。復興道路と位置付けた事業について、今後の予算が保証されているわけでもない。景気の動向や政権交代によって見直される恐れもある。先月、相馬市で開いた復興道路会議で、県関係者から「東京では震災が次第に風化しつつある」という発言があった。いつの間にか、道路整備への熱が冷めてしまう懸念がある。
 原発災害の追い打ちで二重、三重の苦しみの中にある本県の実情を広くアピールしよう。復興道路事業費を別枠で設けるなどの手法も検討の余地がある。可能な予算は前倒しして、早期の供用開始を目指したい。
■タグ 福島民報 論説 復興道路 東北中央自動車道
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