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漁港再編異論噴出 宮城県議会常任委 県に20日再報告要求 / 知事 「漁港再編方針 議会承...

■題 名 漁港再編異論噴出 宮城県議会常任委 県に20日再報告要求 / 知事 「漁港再編方針 議会承認済み」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(河北新報)
■概要 ■漁港再編異論噴出 「拠点化基準不明瞭」「地元説明ない」 宮城県議会常任委 県に20日再報告要求 @河北新報(2011.12.14)
 宮城県が示した県内142漁港の再編方針をめぐり、県議会11月定例会の環境生活農林水産常任委員会は13日、「漁港を拠点化する、しないの基準が分かりない」「地元漁民に対する説明がない」などの異論が噴出した。県は「全漁港で基本施設を原形復旧させる」と理解を求めたが、議員側は納得しなかった。20日に再度、県の報告を要求し、反発を強めた。
 再編方針で、県は142漁港のうち「水産業集積拠点漁港」5港、「沿岸拠点漁港」55港、「拠点化以外の漁港」82港とする考えを打ち出した。
 議論の焦点となったのは「拠点化以外」に分類された県営の小鯖漁港(気仙沼市唐桑町)。沿岸選出の議員は「歴史的に漁船漁業の集積基地。漁民は唐桑の拠点港として愛着と誇りがあった」と同港の取り扱いに強い疑義を示した。別の議員は「拠点化以外の漁港に位置付けられた県営漁港が3港(小鯖、雄勝、狐崎)ある。市町営より下に位置付ける意味が分からない」と選定基準をただした。県は「地元市町の意向のほか、漁業者数、漁船数、水揚げ高を踏まえて選定した」などと釈明に追われた。
 県の説明責任に対する批判も相次いだ。地元市町や県漁協に事前に打診したと理解を求める県に、「地元漁民たちには一言もない」と不満をぶつける議員もいた。
◇「小鯖漁港も拠点漁港に」地元漁業者ら県に申し入れ
 漁港の再編問題で、拠点漁港から漏れた小鯖漁港(気仙沼市唐桑町)を利用する漁業関係者らが13日、県気仙沼地方振興事務所を訪れ、同港を拠点漁港に編入するよう甲し入れた。関係者らは気仙沼市役所にも赴き、菅原茂市長にも要望した。

■「漁港再編方針 議会承認済み」知事 @河北新報(2011.12.14)
 村井嘉浩知事は13日の定例記者会見で、被災した県内142漁港を集約、再編する県方針に漁業者らが反発していることに関し、「(方針は県復興計画に盛り込まれており)県議会が承認したことを粛々と進めているだけ」「全ての漁港を同じ工程で復旧するのは不可能で、優先順位はつけなければならない」「(高齢化など)水産業が抱える問題を考えれば、機能も集約せざるを得ない」と述べた。
 県議会常任委員会で異論が噴出したことについて、「(議会が承認した)県復興計画で明確に3分の1程度に集約すると掲げている。実際は4割以上も拠点漁港とする計画で、批判は少し的が外れている」と反論した。
■タグ 河北新報 宮城県議会 漁港再編・集約 拠点漁港 小鯖漁港 村井嘉浩
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