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本年度の宮城県発注建設工事 入札不調2割に激増 復興需要で人手不足・資材高騰 復興停滞の懸...

■題 名 本年度の宮城県発注建設工事 入札不調2割に激増 復興需要で人手不足・資材高騰 復興停滞の懸念
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(河北新報)
■概要 . 今月1日までに開札された建設工事の一般競争入札は計665件。そのうち19.8%に当たる132件で、応札者がゼロだったり、入札者がいてもその後の県の審査で取り消しになったりして、不調となった。
 不調は、地元中小業者を対象にした入札に集中する傾向がある。比較的小規模な工事が多い県の出先機関発注分は、542件のうち118件が不調となった。本庁分は123件中、14件だった。
 不調が増える背景には、震災関連の工事が相次ぎ、技術者や作業員の人数が絶対的に不足していることがある。作業員の労務単価や生コンクリートなどの資材価格も上昇しており、業界からは予定価格が実勢に見合っていないとの声も上がる。

◇業界「特需」に余力なし 公共事業削減続き経営縮小
 公共事業が先細りする時代に合わせ、経営縮減を強いられてきた各社。慈雨となるはずの復興需要を取り込もうにも余力はなく、人員不足や資材高騰が応札に二の足を踏ませている。
 建設業界関係者は「仮に人や機械を増やせたとしても、(震災需要が)終わればまた削減することになる。そんなリスクは誰も負いたくない」と指摘する。資材価格も高騰。生コンクリートはその典型。公共工事では設計単価が8500円(1立方メートル当たり)に設定されているのに対し、実勢価格は9000〜9500円。工事が本格化すれば、鋼材なども含めた資材全体の価格が上がり、不足する見通しだ。
 工事量が少なかった震災前は、赤字覚悟で仕事を取りに行く業者があり、入札が成立していたが、震災を境に状況は一変。採算が合わない工事に無理に手を挙げる業者はいなくなった。
■タグ 河北新報 宮城県 一般競争入札 入札不調 人手不足 資材価格
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