東日本大震災復興計画情報ポータルサイト(特設サイト)

【社説】 災害復興学構築 人材育成に大学の力発揮を...

■題 名 【社説】 災害復興学構築 人材育成に大学の力発揮を
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(福島民友)
■概要 . 福島、宮城教育、山形の3国立大は、東日本大震災や原発事故からの再生に向け、新たな研究分野となる「災害復興学」の立ち上げを表明した。「災害をどう防ぐか」をテーマとした防災教育とは異なり、大震災を「社会の記憶」として継承することや、被災した子どもたちに「生きる力」を与えることなどを柱にしている。各大学は、被災状況などに合わせて研究分野を設定する。息の長い取り組みが必要になるはずだ。しっかりした研究基盤が求められる。
 災害復興学の立ち上げのほか「大震災に際して地方国立大学がなすべきこと」の決意も表明された。被災した子どもたちのため、入学検定料、入学金、授業料などを減免し、勉学の機会を提供することや、被災地振興や被災者支援のために独自の組織を立ち上げることなどが表明された。震災後、東北の国公立大への志願予定者は例年より少ない傾向にあるという。各大学の従来の枠を超えた連携が必要だろう。
 福島大は既に、独自の支援活動として「うつくしまふくしま未来支援センター」を発足させ、放射線量の測定や農作物の被害調査、自治体などと連携した住民調査など、姿の見える活動を続けている。復旧・復興の原動力には若い力が必要だ。災害復興学がしっかりとした学問として構築されるよう期待したい。
■タグ 福島民友 社説 災害復興学 福島大学 宮城教育大学 山形大学
■関連URL
■添付ファイル
■管理番号 No.03091


PAGETOP
| お問合せ・所在地 | サイトマップ | 電子パンフレット | リンク・著作権 | 個人情報保護方針 |