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【社説】 仮設復興 日本の将来のヒントに

■題 名 【社説】 仮設復興 日本の将来のヒントに
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 . まちづくりの専門家が入れ替わり視察に訪れる仮設団地が岩手県釜石市にある。街はずれの公園にできた平田第6仮設住宅(278戸)。プレハプ商店街も23日に完成した。団地の中心はサポートセンターと呼ばれる施設。大手介護事業者が運営を任され、お年寄りへのデイサービス提供のほか、買い物の手伝いや戸別の見回りを引き受ける。看護師や介護福祉士ら職員の多くが、地元の被災者でもある。街をデザインしたのは東大・高齢社会総合研究機構の研究者ら。阪神大震災後には孤独死が相次いだ。そこで、誰もが孤立せず、役割を持てるような仮設をと行政に提案した。
 仙台市の仮設住宅では、「パーソナルサポート」の仕組みも動き出した。生活をなかなか立て直せず、仮設に取り残される人がいる。息長く助言しながら、役所の壁を越え、就労支援や福祉・医療の窓口につなぐ。ホームレスを支援してきた団体が集まり、仙台市との事業を立ち上げた。
 急激な高齢化、安全網からこぽれる困窮者、地域社会が弱る中でのコミュニティー維持。被災地が直面する課題は、実はぎゅっと凝縮した形で、日本社会の未来を先取りしている。
■タグ 朝日 社説 仮設住宅 釜石市 仙台市 サポートセンター パーソナルサポート 高齢者 困窮者 孤独死
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■管理番号 No.03167


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