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宮城県沿岸部 苗木作りへ準備 海岸林再生へ農家奔走 10年がかりで年間数万本計画 「子孫の...

■題 名 宮城県沿岸部 苗木作りへ準備 海岸林再生へ農家奔走 10年がかりで年間数万本計画 「子孫のためにも」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(日経(夕))
■概要 . 東日本大震災の津波で失われた海岸林を数十年かけても再生しようと、宮城県沿岸部
の農家がクロマツの苗木作りの準備を進めている。宮城県名取市の農家、高梨さんは津波で自宅を流され、農地も海水に浸り使えなくなった。近所の農家2人と内陸部の土地を借りて農業を再開するとともに、環境保全活動などを行う非政府組織(NGO)のオイスカ(東京)から資金援助などを受け、クロマツの苗木を生産することを決めた。
 高梨さんが自ら生産することを決めた背景には松の苗木の不足がある。松食い虫の対策を施したクロマツやアカマツの苗木の生産量は西日本を中心に2008年度、全国で計約83万本。東北では唯一、宮城県林業技術総合センター(大衡村)が12年度からの生産体制を整えたばかり。県内で失われた約1750ヘクタールの松林の再生には約600万本が必要。一方、同センターの供給量は今後10年間で最大320万本にすぎない。
 松林の土盛りが津波の襲来をわずかに遅らせたために間一髪で逃げ切ったという高梨さん。「農作物や命を守ってきた松林。子供や孫のためにも何とかしたい」と強調している。

◇海岸林浸水被害6県で3660ヘクタール 宮城、最大の1750ヘクタール
 林野庁によると、津波による海岸林の浸水被害は、福島県内の警戒区域周辺を除き、青森から千葉まで6県で計約3660ヘクタールに及ぶ。宮城県は被害程度も大きく、4割強で「75%以上」の木が倒されたり流されたりした。
■タグ 日経 海岸林 苗木 公益財団法人オイスカ
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■管理番号 No.03179


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