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大震災の災害廃棄物処理 宮城県のがれき処理の現状と課題 大震災の災害廃棄物処理...

■題 名 大震災の災害廃棄物処理 宮城県のがれき処理の現状と課題 大震災の災害廃棄物処理
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設工業)
■概要 . 地震・津波により発生した「がれき処理」が復旧・復興に向かって本的的に動き出した。環境省によると、大震災で発生した膨大な量の災害廃棄物は、岩手、宮城、福島の3県合わせて約2270万トンと推計。この量は1年間で排出される一般廃棄物の約11年分に相当する。
 3県の中で最も発生量が多い宮城県の災害廃棄物は約1500万〜1800万トン。これは1年間で処理される量の約23年分に相当し、石巻市や気仙沼市、亘理町、山元町などは約100年超える量に匹敵する。こうした一般廃棄物は本来、市町村が独自に対応、処理しなければならないが、現実的には不可能で、宮城県は、独自に対応する仙台市、松島町、利府町を除いた12市町の委託を受けて処理事業に対応している。
 現在、宮城県は
 ・気仙沼ブロック(気仙沼市、南三陸町)
 ・石巻ブロック(石巻市、東松烏市、女川町)・・・鹿島JV
 ・宮城東部ブロック(塩釜市、多賀城市、七ヶ浜町)・・・JFEエンジニアリングJV
 ・亘理名取ブロック(名取市、岩沼市、亘理町、山元町)・・・西松JV(名取市)、ハザマJV(岩沼市)、大林JV(亘理町)、フジタJV(山元町)
の4ブロックに分けて処理を行う計画。気仙沼ブロックは、2次仮置き場の調整に時間が必要で、三陸自動車道のインターチェンジと2次仮置き場予定地が重なったことから、分散する方向で検討している。
 今ようやく動きだした「がれき処理」。今月7日には、女川町の災害廃棄物が、受け入れを決めた東京都に向けて搬出作業が始まった。女川町のがれき量は約44万トン。都は2013年度末までに10万トン受け入れる見込み。搬出する廃棄物の放射線量検査は、町の選別作業場で空間線量を測定するほか、コンテナごとに行われた。都では2013年度末まで岩手、宮城両県から計50万トンを受け入れる方針で、すでに宮古市のがれきを受入れている。この他山形県など東北各県が受け入れている。
 宮城県では今後の処理事業の課題に対応するため、国や地元自治体、事業者などと連携した「宮城県災害廃棄物処理対策協議会」を設置したほか、各ブロックに災害廃棄物処理推進連絡協議会を立ち上げた。
■タグ 建設工業 宮城県 がれき処理 がれき広域処理 災害廃棄物 宮城県災害廃棄物処理対策協議会
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■管理番号 No.03338


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