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【東日本大震災1年】 水産加工遠い復活 地盤沈下で戻らぬ水揚げ...

■題 名 【東日本大震災1年】 水産加工遠い復活 地盤沈下で戻らぬ水揚げ
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 . 全国一のカツオの水揚げを誇る宮城県気仙沼港。南気仙沼地区は平均70センチも地盤沈下し、全域で盛り土が必要だ。市は建築制限をかけた一帯の土地を買って造成・分譲する構想を描くが、多くの地権者との調整はこれから。本格的な分譲は早くても2〜3年後という。その空白期間は加工業者にとって致命的だ。漁港や魚市場などのインフラが元に戻っても、水産加工が復活しなければ、魚の買い手がいないので漁船は寄りつかず、水揚げが減るという悪循環に陥る。
 業を煮やした気仙沼水産加工業協同組合は、組合員の約5千平方メートルの土地を借り、国の補助で仮設の加工団地を立ち上げる。5月ごろ9社が操業を始める予定だが、こうした動きは一部だ。

◇風評被害 追い打ち
 福島県では、「風評被害」という悪条件が加わる。小名浜港を抱えるいわき市。冬は干物づくりの最盛期。付近の放射線量は毎時0.2マイクロシーペルト前後。屋外で干しても心配はないとされる水準だが、消費者から「大丈夫か」と問い合わせが絶えない。
 大半の業者は「ここを離れると売り先がなくなる」と地元に残る。頼みは東電の補償金だ。「県水産加工業連合会」を結成して東電と交渉し、昨秋から補償金の支払いが始まった。連合会加盟の約170社のうち再開したのは6割。「補償金がなければ半数は倒産していた」との声もある。
■タグ 朝日 気仙沼市 水産加工業 いわき市 風評被害
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■管理番号 No.03400


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