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【大震災1年】 被災3県の雇用ミスマッチ 復興事業にも支障 土建業深刻な人手不足...

■題 名 【大震災1年】 被災3県の雇用ミスマッチ 復興事業にも支障 土建業深刻な人手不足
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(毎日)
■概要 . 東日本大震災の被災地で、雇用のミスマッチが深刻化している。復興事業を担う土木建設分野でも、人手不足から人件費が上昇。「特需」による資材費高騰もあって、事業費が抑えられている公共工事を業者が「赤字になる」と敬遠し、自治体の入札が不成立となるケースが相次いでいる。事態を憂慮した国土交通省は2月、公共事業の労務単価を引き上げ、地元業者に限っていた入札参加要件も緩和した。

◇短期・非正規を敬遠 「失業手当が出る間は・…」
 失業手当が雇用のミスマッチの固定化を促すという現象も起きている。「2、3か月間の短期の求人に応募するくらいなら、働かない方がまし」。求職中の男性が打ち明けた。「正社員でできるだけよい条件の仕事を、ぎりぎりまで探したい」。
 被災地では土木建設分野で短期・非正規雇用の求人が多い。これに対し、求職者は失業手当を支えに、条件の良い正規雇用の求人を待つ。雇用のミスマッチの背景には、正規・非正規の格差是正を怠ってきたつけも見え隠れする。

◇女性は一層深刻
 雇用のミスマッチは女性の方が男性より深刻だ。厚生労働省の調査によると、岩手、宮城、福島3県で失業手当を受給する女性の数は1月現在、3万6792人(前年同月比2.34倍)で、男性の2万5736人の(1.72倍)を大きく上回る。
 沿岸部にある釜石、宮古、石巻、気仙沼のハローワークごとに、「食料品製造」と「土木建設」の2業種で求人数と求職者数を男女別に比べると一目瞭然。求職者の大半を女性が占る水産加工場などの食料品製造では、求職者が求人を大きく上回る。求人が求職者を上回る土木建設分野のミスマッチは、女性の雇用にも影を落とす。工事の必要な水産加工場の再開が遅れ、女性の求職者がそのしわ寄せを食うという悪循環の構図だ。
■タグ 毎日 人手不足 雇用のミスマッチ
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