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【識者評論】 復興構想会議議長 五百旗頭真
■題 名 | 【識者評論】 復興構想会議議長 五百旗頭真 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(岩手日報、福島民報、福島民友) |
■概要 | 【識者評論】 内需で危機はね返せ 復興構想会議議長 五百旗頭真 @岩手日報(2012.1.6) 【識者評論】 再生へプラン早期に 復興構想会議議長 五百旗頭真 @福島民報(2012.1.6) 【識者評論】 再生へプラン早期に 内需で金融不況をはね返せ 復興構想会議議長 五百旗頭真 @福島民友(2012.1.6) ※3紙同一記事 東日本大震災は、津波による2万人もの犠牲、原発事故など日本国民が深い挫折感を覚えて当然であろう。他面、大地震そのもので大きな被害を出さなかったなど、耐震力の卓抜は世界に示した。日本人と日本社会が立派な水準を示したことも忘れるべきではない。 復旧経費は予備費で足りなければ公債で賄うのが通例である。阪神大震災のときもそうだった。10兆円もの復旧費は国債を中心に捻出された。東日本大震災の復興費は、阪神の2倍を要するに違いない。復興構想会議の議長に任命された私は、復興の財源方針として「義援金+民間資金+公債+復興税」とのメモを第1回会議で示した。会議メンバーにも増税への強い反対論があった。激論を通じて「今を生きる私たちの連帯と分かち合いによって」復興を支えるという復興7原則が合意された。 秋が深まるころには、被災地に復興のつち音が響くことを期待したが、政治の決定は12月までずれ込んだ。11月の第13回会議で私が「率直に言って遅すぎる」と苦言を呈したゆえんである。他方、復興予算を見れば野田内閣と国会が会議答申の本旨を尊重し、よき実施に進もうとしていることに感銘を受けた。 国はできる限り支える決定を下した。復興のため増税まで国民は受け入れた。次は地元自治体が復興プランを速やかにつくることが焦点である。 首都直下など次なる大地震が迫っているかもしれない。その前に復興需要のつち音を高く響かせ、欧州発の金融不況を日本の時ならぬ内需ではね返してもらいたい。 |
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■タグ | 岩手日報 福島民報 福島民友 識者評論 コラム 五百旗頭真 復旧・復興費 増税 阪神大震災 | ||
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