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【社説】 産業再生 官民一体で雇用創出目指せ

■題 名 【社説】 産業再生 官民一体で雇用創出目指せ
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(読売)
■概要 . 被災企業の立て直しが大幅に遅れている。政府は、復旧費の大半を助成する補助金で支援している。だが、新規事業は対象にならず、地元の期待に十分応えていない。政府と自治体は、地域の特性を生かした支援策を練り、着実に実行することが大切だ。
 「二重ローン問題」も被災地の重荷となっている。昨秋発足した産業復興機構の債権買い取り決定が7社にとどまっているのは、条件が厳しすぎるのではないか。政府の事業者再生支援機構も業務を開始した。両機構とも、企業の再生可能性を見極めで支援の要望にできるだけ応えてほしい。
 雇用情勢は一段と深刻になってきた。特例で延長された失業手当の給付は順次終了する。2月中旬までに手当が打ち切られた人の6割は仕事が見つかっていない。復興需要で建設などの求人が増えても、被災者が望む仕事と食い違う「雇用のミスマッチ」が起きている。被災者の生活が安定するには、雇用の確保が不可欠だ。
 まず、水産業の再生を急ぎたい。地元企業と大手商社が大規模な水産加工団地を計画する宮城県気仙沼市の取り組みは評価できる。復興特区などを最大限に活用し、新規産業を取り込み、育成することが求められる。企業誘致や農林水産業の体質強化も重要である。
■タグ 読売 二重ローン 産業復興機構 東日本大震災事業者再生支援機構 債権買い取り 失業手当 雇用のミスマッチ 農林水産業
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■管理番号 No.03523


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