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【これが言いたい】 笹川陽平 日本財団会長 がれきの処理目標、このままでは達成できない 復...

■題 名 【これが言いたい】 笹川陽平 日本財団会長 がれきの処理目標、このままでは達成できない 復興資源としてリサイクルを
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(毎日)
■概要 . 被災地では膨大ながれきの処理が滞り、復興の大きな妨げとなっている。広域処理を引き受けているのは東京都、山形県などに限られる。広範な協力が得られたとしても、政府が目標とする14年3月末までの処理は難しい。解体が必要な建物や大津波による塩害で立ち枯れになった樹木など、今後もがれきは大幅に増えるとみられるからだ。
 事態を改善するには、広域処理に加え、新たな処理方法を確立する必要がある。阪神大震災では約2000万トンのがれきの半分が土地造成などにリサイクルされた。関東大震災では大量のがれきや焼土を活用して「山下公園」が造成された。第二次大戦後のドイツでは建物の破片ばかりか戦車の残骸なども使い、公園整備など復興が進められたと聞く。
 今回は、放射能汚染問題が加わるが、焼却灰の基準「1キロ当たり8000ベクレル」は危険性があるとは思えない。放射能が人体に影響を与える単位であるシーベルトに置き換えると年1ミリシーベルトを下回る。
 材木やコンクリート塊、土砂に対する需要は、地盤沈下した地域のかさ上げや高台の整備など、いくらでもあるはずだ。宮脇昭・横浜国大名誉教授の提案によると、危険物を除いたがれきを土砂とともに埋め、盛り土状にし、タブノキなど常緑広葉樹を植える。そして15〜20年後に大規模な防潮林堤を完成させるというのだ。
■タグ 毎日 コラム 笹川陽平 がれき処理 がれき広域処理 リサイクル 宮脇昭 防潮林
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