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GWの観光客呼び戻せ 被害語るガイドも活躍 「ためらわず旅行を」...

■題 名 GWの観光客呼び戻せ 被害語るガイドも活躍 「ためらわず旅行を」
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(朝日)
■概要 . 東日本大震災で大きな被害を受けた東北3県で、観光客を呼び戻す取り組みが続いている。語り部の話を聞くツアーが好調な一方、震災が観光資源になることに複雑な思いを抱く人も。
 南三陸ホテル観洋は、津波の惨状を伝える語り部ツアーを始めた。ガイド役はホテルの社員。1日平均15人前後、週末は30人ほどが申し込むという。岩手県陸前高田市で語り部ガイドを務める新沼さんは「11力所の避難所のうち10ヵ所がやられた。どこに逃げたかで明暗が分かれました」と参加者に伝える。修学旅行生が半減した福島県会津若松市。会津若松観光物産協会などでつくるプロジェクトチームのメンバーが半年で約600校の学校を訪ねて安全性を説明した結果、100〜200校から前向きな答えが返ってきた。
 一方で、仙台市若林区荒浜。「○○周遊ツアー」と書かれた旗を持つガイドとパスから降りた人々が、家の土台だけが広がる風景をカメラにおさめていた。地元の会社員は、たぱこの投げ捨てやピース姿での記念撮影を見て、自身のブログに疑問の思いを書き込んだ。「今も大切な人や家を失ったことを受け入れられない人がたくさんいる。そんな人への配慮も忘れないでほしい」。

◇「ためらわず旅行を」
 「観光は復興に向けた柱の一つ」ととらえる3県。宮城は昨年10月、観光復興支援センターを設け、語り部育成にも取り組む。岩手では4〜6月のJRの観光キャンペーンに合わせ、景勝地を巡る中で被災地に立ち寄り、語り部の話を聞くツアーを3コース用意した。「物見遊山で被災地に行ってよいのか、というためらいもあると思う。でも、観光が復興につながると考えてもらいたい」と呼びかける。
 福島県は各地の放射線量を公開して安全性をアピールしているが、原発から遠い会津地方を除いて厳しい状況が続いている。
■タグ 朝日 観光復興 語り部
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