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黒蔵東大大学院教授が日本都市計画学会の懇談会で講演 漁業都市と小漁港、産業間題は分けて考え...

■題 名 黒蔵東大大学院教授が日本都市計画学会の懇談会で講演 漁業都市と小漁港、産業間題は分けて考えるペき
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設通信)
■概要 . 日本都市計画学会が23日に開いた第3回東日本大震災連続まちづくり懇談会で「東日本の漁村と復興の課題」と題して講演。国・地方双方で復旧・復興議論が進む中、水産業再生の視点から漁港を抱える被災地域の復興について提言した。
 「漁業都市の再建と小さな漁港の復興には異なる視点が必要」水産業を研究テーマとする東大大学院農学生命科学研究所黒蔵寿教授は、漁村・漁業・漁港の復興づくりには、
〈1〉漁業都市の再建(町づくり)
〈2〉資本漁業を含めた漁業産業の課題
〈3〉浦浜単位の零細漁業の維持
以上3つの異なる問題を踏まえなければならないと提起する。
 具体的には、「石巻や気仙沼などの特定3種漁港や、大船渡などの第3種漁港は遠洋漁業の集積地として、水産加工場や流通・修理・情報などトータルの漁業としての機能が必要」とした上で、特に「冷凍倉庫を早急に整備しなければ、遠洋漁業を行う大手資本は被災地外の漁港に去ってしまう可能性がある」と警鐘を鳴らした。
 沿岸漁業をメーンとする小規模漁港については、「既に限界集落的であり、整備しないと人の住まない地域が沿岸部に増えてしまう。安全・環境監視や国防という漁業の多面的機能の意味でも重要だ。こうした漁港は係留施設だけがあればよく、投資額も抑えられる」とした。
■タグ 建設通信 日本都市計画学会 黒蔵寿 特定3種漁港 第3種漁港 遠洋漁業 水産加工場 冷凍倉庫 小規模漁港 限界集落
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■管理番号 No.00585


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