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帰心の会・仙台でシンポ 美しく和む場をまち中に 仮設住宅と既存住宅地の関係性配慮...

■題 名 帰心の会・仙台でシンポ 美しく和む場をまち中に 仮設住宅と既存住宅地の関係性配慮
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設通信)
■概要 . わが国を代表する5人の建築家が、東日本大震災からの復興を考えるために結成した「帰心の会」によるシンポジウムが27日、仙台市青葉区のせんだいメディアデータで開かれた。
 帰心の会は、東日本大震災を受けて「建築家が今できることとは何かを考えよう」と隈、内藤両氏の呼び掛けで結成した。伊東豊雄氏と隈研吾氏、妹島和世氏、内藤廣氏、山本理顕氏の5人が仮設住宅のあり方や復興計画づくりなどについて、それぞれの考えを語った。

 山本氏が「阪神・淡路大震災では仮設住宅で200人以上、その後の復興住宅では700人近くが孤独死した。プライバシーを絶対視する従来の住宅供給システムの典型が今回の仮設住宅にもある」と指摘し、「緊急的な課題だが、建築家として考えていかなければならない命題でもある」と強調した。
 伊東氏は「避難所や仮設住宅の暮らしの中にある原初的なコミュニティーにかたちを与えるとともに、仮設住宅団地と既存住宅地の環境と関係をつくりたい」と語った。
 妹島氏も「地域の人々が大切にしているコミュニティーと誇りを持てるまちづくりを現地で一緒に考えていきたい」とし、被災地での意見交換やワークショップの実施、さらには避難所や仮設住宅の環境改善などに意欲を示した。
 復興のあり方について内藤氏は「建築家は被災地の人々と裸で話し合い、痛みやつらさをわかるところから始めることが必要だ。」と語った。
 隈氏は、ハリケーンで被害を受けた米国ニューオーリンズの復興事例を「それぞれの地域に応じて、復興までの時間軸を設定し、国際コンペでアイデアを取り込んでいる」と紹介しながら、「全体の問題を一度に解決するコンペではなく、いろいろな場所や時間を想定して案を求めていくことが必要だ」と地域づくりの手法を提起した。
■タグ 建設通信 シンポジウム 帰心の会 伊東豊雄 隈研吾 妹島和世 内藤廣 山本理顕 仮設住宅 建築家 コミュニティ
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