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【再生への視点】国土軸を日本海側にも 西川一誠氏 福井県知事...

■題 名 【再生への視点】国土軸を日本海側にも 西川一誠氏 福井県知事
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(毎日)
■概要 . 今回の大震災は、東北・北関東の広範囲に被害が及び、幾世代もが暮らしてきた「ふるさと」の家族・生活・自然環境など、人々の心のよりどころが失われた。国はこれから「ふるさと」を復興するという思考を持つ必要がある。
 直視しなければならない現実は、人や企業が過度に太平洋側に集中する日本のいびつな国土構造である。本州の太平洋側の人口約8900万人に対し、日本海側は約1500万人。経済規模では、太平洋側のGDP約415兆円に対し日本海側は約58兆円と7分のlである。他方、食料や水、エネルギーは圧倒的に地方が供給している。震災で首都圏の人々は、電気や食料など多くの資源を東北地方や他の地域に依存していたことを実感した。
 政治や経済の補完機能を西に移すべきだとう論調がある。しかし人や企業が特定の地域に偏るなら災害に弱い国土構造は変わらない。問題は集中の除去と国土軸の「複軸化」だ。スケールの大きな国土政策をいま、ぜひとも提示し、太平洋と日本海という相互に支えあうことのできるラダー型(はしご型)の国土軸をつくらなければならない。これはリスク回避の視点だけではない。アジア諸国の発展という経済の趨勢を考えれば、日本海側に国土の主軸を分化すべきは当然の方向であろう。
■タグ 毎日 再生への視点 コラム 西川一誠 国土構造 日本海側
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