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「浜通り災害地の復興計画提案」をまとめた建築家・中村勉氏 希望を持ち続けられることだ大切...
■題 名 | 「浜通り災害地の復興計画提案」をまとめた建築家・中村勉氏 希望を持ち続けられることだ大切 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(建設工業) |
■概要 | . 建築家の中村勉氏(中村勉総合計画事務所所長、工学院大教授)は「浜通り災害地の復興計画提案」を取りまとめ、このほど南相馬市など被災自治体の首長に説明に回った。計画に込めた思いを聞いた。 (どのような構想なのですか?) おそらく福島第1原子力発電所の周辺には20年ぐらい戻れないでしょう。そこで発電所を中心に10キロごとにゾーン分けをした『浜通り復興ソーラーバイオマスタウン構想』を提案しました。 まず10キロ以内は「津波浸水農地地区」として、ソーラーパワープラントにします。海水に漬かり、放射能に汚染され、後継者のいない農地に高杭を打ち、その上に太陽光発電パネルを設置する。 10?20キロ圏内は「農業畜産地区」です。ソーラーとバイオマスのパワープラントにします。高さ3メートルの位置にソーラーパネルを設け、その下をヒマワリや菜種などのバイオマスエネルギーの畑として再生させる計画です。 20?30キロ地区は「バイオマス分散発電フィールド」とし、バイオマス栽培農地とBDF(バイオディーゼル油)発電所や廃棄物リサイクル発電所、連続炭化発電所など中規模の発電所を分散させる。 (30キロから先の地区はどうなるのですか? 復興に向けた住宅団地、エ業団地を設けるエリアになります。おおむね30?50キロぐらいを想定しています。避難された人が、自分の家や街の復興を見ながら仮の住まいで暮らし、コミュニティーのつながりを保ちつつ仕事に従事する。可能ならば家に戻って復興の準備ができる遠すぎない範囲で生活することが重要です。 (被災地ではがれきの処理問題に直面しています) 循環型社会の考え方では、都市のすべての物は資源であることを前提として行政施策を実施します。がれきも、ごみとして扱うのではなく、貴重な資源と考えるべきです。提案には、自動車や家電、アルミサッシなどの製品はメーカーが回収してリサイクルしたり、廃木材はチップ化し販売したりするなど、さまざまな手法を盛り込みました。 |
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■タグ | 建設工業 中村勉 工学院大学 インタビュー 浜通り 復興計画 提案 太陽光発電 バイオマス 循環型社会 | ||
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■管理番号 | No.00670 |