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【話題縦横】 ランドスケープを再生 緑地が液状化防いだ可能性も...

■題 名 【話題縦横】 ランドスケープを再生 緑地が液状化防いだ可能性も
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設通信)
■概要 . 被災地では、がれきの撤去や仮設住宅の建設などハード面の復旧作業が除々に進展する中、被災者の「心のケア」などソフト的な取り組みの重要度が増してきている。造園業界も発災直後から対策本部を立ち上げ、現地調査や救援・復旧活動に全力を挙げてきた。
 陸前高田市の名勝「高田松原」では、7万本もの松が津波になぎ倒されたが、奇跡的に1本だけ残り”希望の松”として地元に勇気を与えている。復興のシンボルとなったこの一本松を守り抜こうと緊急対策に着手。万が一の時に子孫を残すため、接ぎ木や細胞の増殖にも取り組んでいる。
 復興段階において、造園業界が提唱しているのが「ランドスケープの再生」だ。今回の大震災では、過去の津波被害の教訓を伝える石碑など、先人の知恵が生かされた事例も少なからずあった。石垣の崩落現場では、伝統工法が使われた部分だけ崩れなかった例もあるという。復興まちづくりを進める上では、安全性や快適性を高める最新技術の導入はもちろんだが、昔ながらの知恵や技術を融合した「新しいけど、懐かしい場所」の創造も欠かせない。
 造園業界では今後、防潮林や防災公園の造り方、植栽基盤の整備、樹種の選定と植え方などについても復興提案していく考えだ。
 また、緑地は液状化の阻止に役立った可能性がある。泥水が噴出した個所と緑地の関係を調べたところ、植物の根が密集している場所は液状化が起きにくく、地割れの抑制にも一定の効果があったのではないかとの見方も出ている。
■タグ 建設通信 心のケア 陸前高田市 高田松原 ランドスケープ 津波被害 石碑 伝統工法 液状化
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