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復興に遺跡の「壁」 開発前に調査必要 岩手・宮城2万か所高台に縄文集落跡...
■題 名 | 復興に遺跡の「壁」 開発前に調査必要 岩手・宮城2万か所高台に縄文集落跡 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(読売) |
■概要 | . 東日本大震災で被災した住宅や公共施設の移転用地として高台の開発需要が高まる中、岩手・宮城両県に約2万か所ある遺跡の存在が、復興を進める上での難題となっている。両県では縄文時代の集落跡が高台に広く分布しているが、開発には教育委員会への届け出と事前調査が必要となる。1995年の阪神大震災の際には同様の事前調査に3年を要しており、「速やかな復興と文化財保護の両立は果たせるのか」と関係者は頭を悩ませている。 文化財保護法では、遺跡として登録された土地を開発する場合、教育委員会への届け出が必要となる。遺跡は岩手県内に約1万3000か所、宮城県内に約6000か所あるが、特に三陸地方の場合、震災で住宅や学校、病院などの移転計画が予想される高台に集中しているのが特徴だ。「平らに整地された中世の城跡は住宅地としては好条件」(宮城県教委)。国の史跡の蛸ノ浦貝塚(岩手県大船渡市)にも、既に複数の地権者から「宅地にしたい」との相談が寄せられている。復興計画が進むにつれ、開発届け出件数は急増するとみられるが、両県内の担当職員は県、市町村合わせて約200人しかおらず、調査に手が回らない恐れもある。 埋蔵文化財の扱いは1995年の阪神大震災でも課題となった。兵庫県立考古博物館によると、住宅建設予定地となった1500件(18.9ヘクタール)の調査には約3年かかり、その間、全国から延べ121人の調査担当者の応援を受けたという。 |
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■タグ | 読売 岩手県 宮城県 遺跡 文化財保護法 埋蔵文化財 阪神大震災 蛸ノ浦貝塚 大船渡市 | ||
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