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震災後の道路整備で提言案 国交省有識者委 防災機能、2段階区分 未連結区間を解消...

■題 名 震災後の道路整備で提言案 国交省有識者委 防災機能、2段階区分 未連結区間を解消
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 新聞等(建設工業)
■概要 . 高速道路政策の方向性などを議論している国土交通省の有識者委員会(座長・寺島実郎日本総合研究所理事長)は、東日本大震災を踏まえた今後の道路政策のあり方に関する緊急提言の骨子案をまとめた。緊急提言は7月上旬にも国交相に提出する。
 今回の震災への対応では、広域的視点から復旧活動を展開して早期に輸送路を確保できたことや、盛り土が津波を食い止めるなど当初想定していなかった防災機能を発揮したことなどを評価。一方で、高速道路の未整備による交通代替機能の低下、港湾・空港などの交通拠点との連携不足を問題点に挙げた。これらを踏まえた今後の道路政策のあり方として、道路の防災機能について発想を転換する必要性を指摘した。
 通常の災害に対しては損傷せず、それを超える災害に対しては致命的な損傷を回避し、早期に復旧できるようにする2段階の対応を提案。非常時には、避難のための路肩走行や車線の通行形態の変更など、従来の発想にとらわれず、道路の利用方法を柔軟にとらえることも必要だとしている。道路構造物に防潮堤や防災拠点、避難場所などの機能を持たせる機能の複合化にも取り組むよう提案した。
 防災力の向上と併せ、ミッシングリンク(未連結区間)の解消を重要課題として提示。緊急時のリダンダンシー(多機能性・補完性)の確保や国際物流との関係を考慮し、太平洋側と日本海側を結ぶネットワークや、市街地や主要空港・港湾と直結した高速道路の整備を求めた。震災被災地の復旧・復興にはスピードが重要だとして、三陸縦貫道や常磐道などの末整備区間の早期整備と整備目標時期の明示も求めている。
■タグ 建設工業 国土交通省 有識者委員会 道路政策 緊急提言 輸送路 盛土 高速道路 代替機能 道路利用 道路構造物 防潮堤 防災拠点 避難場所 機能複合化 ミッシングリンク 未連結区間 リダンダンシー 多機能性 補完性 三陸自動車道 常磐自動車道
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