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被災地2知事 際だつ個性 現場から積み上げ 岩手県・達増氏「地味でも政策実現」/政策続々打...
■題 名 | 被災地2知事 際だつ個性 現場から積み上げ 岩手県・達増氏「地味でも政策実現」/政策続々打ち上げ 宮城・村井氏「今こそ改革の好機」 | ||
■日 付 | 1899年12月31日 | ■大分類 | 新聞等(朝日) |
■概要 | 岩手の達増拓也氏が旧来の支援策を積み上げれば、宮城の村井嘉浩氏は派手な政策を打ち上げる。東日本大震災の復興をめぐり2知事の手法が対照的だ。批判もあるが、両氏とも政策実現に強い思いがある。 ◇岩手・達増氏 地味でも政策実現 「訴えてきたことの多くが反映された」。25日、達増氏は復興構想会議の提言に胸を張った。高速道路整備やまちづくり関連法見直し、二重ローン対策の基金創設などの提案が軒並み盛り込まれたためだ。 達増氏が今回の震災復興に重ねるのは、岩手出身で関東大震災の復興を主導した後藤新平の手法だ。「後藤新平は緻密な調査研究をした。復興計画も科学的、技術的な必然性に裏打ちされないとダメだ」「答えは現場にある」と県の復興委員会に銀行や漁協、農協など地元の業界団体トップを並べ、地道な支援策をすくい上げてきた。積み上げ型の県政運営には「発信力が弱い」などと批判がつきまとうが、達増氏には「地味かもしれないが、政策の実現率は高い」との自負がある。 ◇宮城・村井氏 今こそ改革の好機 「これが絵に描いた餅になるかどうかは、特に総理のリーダーシップにかかっている」。25日の復興構想会議後、村井氏は政治主導の重要性を強調した。 漁業権を民間企業に開放する特区設置、災害対策税創設。注目を集める復興策を次々と打ち出す村井氏は「単なる復旧でなく再構築を進めたい。今こそが大胆な改革を行え る最大のチャンス」と語る。 松下政経塾出身で、「失敗する自由を部下に与えるリーダー」が理想。特区構想などは震災前から漠然と思い描いてきた。側近や知恵袋を持たず、具体策は非公開の県幹部会議を毎日開いて詰め、県庁外の知恵も集めた。最終的に政策の方向性を考え、提案することを決断した。 ただ、県漁協が漁業権開放の撤回を求めて訴訟も辞さないなど、「打ち上げ型」には批判もある。それでも村井氏は「いまの漁業者を守るのは大切だが、将来の宮城、日本の水産業を守らないといけない」と強調している。 |
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■タグ | 朝日 達増拓也 村井嘉浩 | ||
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