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日本鉄鋼連盟 東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案...

■題 名 日本鉄鋼連盟 東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案
■日 付 1899年12月31日 ■大分類 各種団体(一般社団法人日本鉄鋼連盟)
■概要 東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案について

 一般社団法人日本鉄鋼連盟では、東日本大震災の発生後、東日本大震災対策本部を発足させ、種々対応してきました。同本部の下部機構である建設分野復旧・復興検討チームでは、関係団体と連携して被害状況把握・分析を進めるとともに、今後の被災地の復旧・復興や我が国の防災水準の向上に向けた災害に強いまちづくり・インフラ実現のための鋼構造技術・工法の適用について検討を行い、技術・工法提案を取りまとめました。

東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案
平成23年8月
一般社団法人 日本鉄鋼連盟

災害に強い公共施設・防災拠点の整備
 1)-1新構造システム建築物・・・防災拠点として活用可能な「震度7」で損傷しない公共施設等
 1)-2鋼構造防災拠点ビル ・・・耐震性、耐津波安全性にも優れる防災拠点ビル
 1)-3耐震・耐津波人工地盤 ・・・海面より 10m以上の高さの床面を有する杭式構造物
 2)鋼構造学校施設・・・耐震性に優れ、多目的利用可能な構造を有する学校施設
耐震性に優れた住宅等の早期復旧
 3)スチールハウス・・・耐震性があり短工期で施工可能な住宅

港湾・海岸施設等の早期復旧・整備、耐震・耐津波対策
 4)鋼材を用いた港湾リニューアル工法・・・既設構造を利用した耐震性向上、能力増強可能な港湾リニューアル
 5)鋼材を用いた岸壁・護岸・防波堤の耐震補強工法・・・既設岸壁・護岸の耐震性を向上させる補強対策
 6)鋼管矢板・鋼管杭を用いた既設橋基礎の補強工法・・・既設橋梁の耐力、延命可能な補強対策
 7)鋼矢板・鋼管矢板を用いた遮水護岸・・・遮水性、耐久性に優れた施工容易な鋼製遮水壁
 8)臨海地域における護岸の側方流動対策・・・既設護岸の法線を大きく変えない耐震補強による流動化対策
 A)鋼矢板を用いた液状化・耐震対策(盛土構造物)・・・液状化による地形変形を抑制し施工容易な盛土構造物の補強対策
 B)鋼材を用いた高潮津波対策工法・・・短工期で実施可能な高潮津波対策
 C)鋼材を用いた高潮対策工法(二重締め切り鋼矢板工法)・・・耐震・耐津波安全性を向上させる盛土高潮防波堤

災害時に迅速対応可能な防災拠点の整備
 9)浮体式防災基地(メガフロート)・・・災害時に被災地に曳航して、機動的に対応可能な救援復旧活動拠点

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【関連記事】

■鉄鋼連盟 震災復旧・復興14の技術・工法提案 CFT造防災拠点など @建設工業(2011.8.9)
 日本鉄鋼連盟は、「東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案」をまとめた。復旧・復興のほか、緊急対応や今後のインフラ整備にも役立つ鉄鋼業界の技術・エ法を集めたもの。大地震や大津波に耐えられるシステム建築物、岸壁・護岸・防波堤の耐震補強、浮体式海洋構造物(メガフロート)による防災基地など14の技術・エ法を紹介しており、公的機関や民間企業に積極的にPRしていく。

■復旧・復興の提案まとむ 鋼構造技術・工法を紹介 “鉄の強み”周知を図る 日本鉄鋼連盟 @建設産業(2011.8.10)
 日本鉄鋼連盟は、東日本大震災で被災した地域の復旧・復興とその後の災害に強い街づくり・インフラ整備のために、既存の鋼構造技術・エ法の適用に検討を加え、技術・エ法提案としてまとめた。内容は、被災程度や復興プランの色合いが異なる様々な市町村に対応できるように、用途や目的で詳しく項目化されている。今後、国土交通省を中心に提案を説明し、市町村単位での技術・エ法の周知と活用を働きかける。
■タグ 日本鉄鋼連盟 新構造システム建築物 鋼構造防災拠点ビル 人工地盤 鋼構造学校施設 スチールハウス 港湾リニューアル工法 鋼矢板 鋼管矢板 耐震補強工法 遮水護岸 液状化 高潮津波対策 鋼矢板工法 メガフロート
■関連URL http://www.jisf.or.jp/news/index.html
■添付ファイル 1日本鉄鋼連盟 東日本大震災からの復旧・復興に向けた提案について
■管理番号 No.01400


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