国土に関する常識クイズ |
<総合目次> |
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日本の国土 |
国土の大きさ |
海と日本 |
雨や雪 |
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日本の都市 |
山や森林 |
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短くて急な川 |
自然災害の被害 |
水害や土砂災害 |
台風の進路 日本 |
地震国 日本 |
火山国 日本 |
水害や土砂災害の危険
日本は、国土の7
また、山の
水害や土砂災害について調べてみましょう。
■梅雨と秋雨 冷たい空気と暖かい空気の入れ替わりの時期に長雨が降る
日本は、春夏秋冬の四季がありますが、春から夏への変わり目には梅雨、夏から秋への変わり目には秋雨という雨が多い時期があります。梅雨も秋雨もかんたんに言うと、日本の北側の冷たい高気圧と南側の暖かい高気圧の
春から夏への変わり目には、南側の暖かい高気圧が北側の冷たい高気圧を北に
夏から秋への変わり目は、梅雨の逆です。夏が終わりの近づくと暖かい高気圧の力が弱くなり、北の冷たい高気圧の力が強くなってきます。暖かい空気と冷たい空気がふれあうところに雲ができ雨を降らせます。これが秋雨前線です。
この時期は台風も来ます。台風が水分を多く含んだ
■1時間に50ミリ以上の大雨が降る回数が増えている
1時間に50ミリの雨とは、かさが役に立たなくなるような非常に強い大雨です。1時間に50ミリ以上の大雨が降る回数が最近10年の増えています。2000〜2009年(平成12〜21年)の10年間の平均回数は年220回になっています。
■土砂災害の平均年間発生件数は1000件をこえる
1979〜2008年(昭和54〜平成20年)の過去30年間の土砂災害件数は1年間あたり平均937件ですが、1999〜2008年(平成11〜20年)の最近10年間では1年間に平均1051件と増加しています。
また、毎年がけ崩れの発生件数が多くなっています。最近10年間の発生件数では、およそ3分の2ががけ崩れです。
■98%の市町村で水害・土砂災害が発生している
1999〜2008年(平成11〜20年)の10年間に、98%の市町村で1回以上の水害・土砂災害が発生しています。10年間に10回以上も水害・土砂災害が発生した市町村が60%以上もあります。
■水害による被害金額は10年間で2倍になった
グラフの赤い線を見てみましょう。水害による被害金額を比較すると、1995年は約1622億円でしたが、2004年には約4360億円(物価は年によって変わるので1995年の物価で計算)となり、10年間で2.6倍以上になりました。
グラフの青い線は、浸水面積1ha当たりの被害金額です(専門用語で「水害密度」と言います)。1995年の約2123万円に対し、2004年には約4494万円と、10年間で2倍以上になりました。